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ミレニアム ドラゴンタトゥーの女 上 5

 唖然とするミカエルだったが、結局以来をうけることにする。
 報酬云々もあるし、世間から少し離れたいという思いもあったのだが、何よりも「謎」が魅力的だったのだ。
 人間は未知の何かに対面した時、「闘争」か「逃走」のどちらかの態度を取ると言う。ミステリーとはいわば、「謎」との闘争なのだと思う。
 ハリエット・ヴァンゲル。ある日突然姿を消してしまった少女。
 40年前のその日以来、彼女の姿を見た者はいない。ヘンリックは彼女を探し続けた。が、手がかりすらつかめなかった。
 彼女はきっと殺されてしまったのだろう。ヘンリックは言う。
 なぜそう思うのか? ミカエルが聞く。
 毎年、誕生日になると押し花が届くのだと言う。11月1日。いつもハリエットがヘンリックに押し花をプレゼントしていたその日、卑劣な殺人犯は毎年押し花をプレゼントする。44年間、ほとんど欠かすことなく。
 犯人は一族の中にいる。
 ミカエルは表向きヘンリックの自伝を書くふりをして、この奇妙な押し花事件に挑むことになるのであった。

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