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ミレニアム ドラゴンタトゥーの女 上 8

 今日は休みだ。30を超えてから休日に外に出る習慣が一気になくなった。友人たちは大概結婚し、たまっていた洗濯と掃除と犬の散歩をしたら一日が終わっている。どうにかせねば…
 さて、このブログは基本的には重大なネタバレをさけようと思っておるので、詳しい暗号の解読方法などは書けないのだが、前回の暗号めいたメモはハリエット失踪事件を解くカギになる。ミカエルはそう確信したのだが、早速息詰まる。
 32で始まる電話番号は、ハリエットの失踪したヘーデビー島の近くのヘーデスタで使われていた。それで片っ端からあたってみるのだが、まったく手がかりがつかめない。
 一方でリスベット・サランデルは、自分を好き勝手にしたビュルマン弁護士に対する復讐を果たしていた。彼の凶行をビデオに撮り、体に「私はサディストの豚野郎です」という刺青を彫る。これはミレニアム2の伏線にもなっているのである。
 そんなこんなで上巻は終わる。
 特に進展もないまま、リスベットとミカエルが会うこともなく、物語は怒涛の下巻に突入するのである。
 筆者はここまで読んで、次の日速攻で本屋に向かってしまった。
 ミレニアムと言う本は、私が今まで読んできたどの本とも違っていた。
 ミステリーというのは大半において、死体があって初めて事件が発生する。勿論ロアルド・ダールのような奇妙な味に分類されるミステリーもあれば、探偵者のように依頼を受けてから殺人が発生する場合もある。
 だが、ミレニアムに関しては、発生した事件が何なのか? という問いが発せられている。
 ある種の本格的ミステリーではない。謎解きに必要な情報が提示されないのである。
 ミレニアムは、謎解きを主とする本ではない。
 この本の原題は「女を憎む男達」と言うらしい。
 スウェーデンでは女性の18%が男性に脅迫された経験を持つ。 
 スウェーデンでは女性の46%が男性に暴力をふるわれた経験を持つ
 章の合間合間にこういった一文が載せられている。北欧と言うと先進的なイメージがあるので、かなりショッキングな文章だった。
 この物語では、女性がかなりひどい目に逢う。そう言った理不尽への作者の怒り。それが随所に見られる。
 あとがきに、少し面白いことが書いてあった。
 サランデルは女性でありながら男性的で、ミカエルは男性でありながら女性的である。
 最近の日本人はそうなりつつあるよなぁ。

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