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あした天気にしておくれ

81pkh7LVxcL__SL1500_ 一番好きな本は? と聞かれたら、答えるのは難しい。好きな本が多すぎるから。
じゃあ、一番好きな作家は? と聞かれたら、迷わず答えられる。
 岡嶋二人であると。
今はもういない作家である。
岡嶋二人とは、日本では珍しい二人組の作家で、徳山諄一さんと井上泉さん(現:井上夢人さん)の共作筆名である。その経緯は「おかしな二人 岡嶋二人盛衰記」に詳しい。私はこの本がとても好きなので、是非多くの方に読んで欲しいと思う。
岡嶋二人はビッグタイトルである「第28回江戸川乱歩賞」を受賞して作家デビューをした。江戸川乱歩賞といえば、過去の受賞者には、西村京太郎さん、東野圭吾さん、池井戸潤さんなどのビッグネームが並ぶ。受賞にいたらなかった人の中には、山村美沙さん、夏樹静子さん、島田荘司さんなどこれまたビッグネームが並ぶ。そんな大物揃いの作家たちの中でも、私はぴか一に岡嶋二人が好きである。
「あした天気にしておくれ」は、岡嶋二人が第27回江戸川乱歩賞に応募し、最終選考まで残ったものの、受賞には至らなかった作品である。
「おかしな二人」にくわしいが、二人はいつも妄想をして遊んでいた。いつか江戸川乱歩賞取ったらどうする? そんな会話をいつもしていたそうだ。夢物語。赤塚不二夫物語もそうだったが、ある意味夢は叶えるまでが楽しいのかも知れない。井上さんいわく、岡嶋二人は江戸川乱歩賞を取った瞬間に衰退が始まったらしい。
「あした天気にしておくれ」は、その意味で岡嶋二人最盛期の作品なのである。夢に満ち満ちていた二人の、本当の意味であしたにかけた作品なのである。
是非読んでいただきたいのだが、今はアマゾンですら在庫がないらしい。入手はかなり難しいだろうと思う。
キンドル版は販売しているようなので、そちらで読める方は是非。
大きな図書館ならばあるだろうと思うので、暇があれば、なくても読んでいただきたい。

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