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少年ジャンプ 12月1日号 銀魂

 この所忙しくて更新してる暇がなかったでござる。
 さて、今週のジャンプは何と言っても「銀魂」だろうと思う。
 「銀魂」の存在は、少年ジャンプの集大成とみることが出来るかもしれない。
 少年ジャンプと言えば、はだしのゲンなどもあるが、基本的には「北斗の拳」などに始まる「バトルもの」や、こち亀に代表される一話完結ものの「ギャグもの」の二つに、大きくは大別されるであろう。
 バトルもの……「ドラゴンボール」「黒子のバスケ」「スラムダンク」「るろうに剣心」「幽遊白書」「NARUTO」「マキバオー」etc
 大半がここに含まれると思う。
 ギャグもの……「こち亀」「スケットダンス」「すごいよまさるさん」etc
銀魂はどちらかと言えばギャグものなのだが、シリアス編もある。
 そもそものが、侍の星である地球が天人(あまんど=宇宙人)の侵略を受け、敗北した世界を背景としていた。その中で、生き残った侍たちの生き様を中心として描かれるのが「銀魂」である。
 改めてみると、かなりシリアスな設定だと思う。
 幕末を下敷きにしているためか、ここだけ見ると「るろうに剣心」に似ている。剣をふるうことのできなくなった侍たちが、どう生きていいのかもがいている様は、廃刀令によって刀を失った現実の侍たちと重なる点がある。
 そもそも暗い設定だからこそ、ギャグも映えるのかもしれない。そのためか、かなり長い間ギャグ一辺倒だった銀魂が、最近ではシリアス一辺倒になっている。
 銀魂の主人公「坂田銀時」の設定は暗い。幼年期から人を殺し続け、吉田松陽という男に拾われて育つ。しかし松陽は処刑されてしまい、銀時は攘夷を掲げて天人と戦う。仲間を何百何千と失いながらも、戦争には敗北してしまう。残された銀時は、攘夷戦争で夫を亡くしたお登勢のもとに身を寄せる。
 物語の始まりは、刀を失った侍の一人である志村新八との出会いから始まる。そこに宇宙最強民族である神楽が加わり、毎週ギャグやってたのが銀魂である。
 父の道場の再興を目指すも一向に日の目をみない新八と、兄と父が殺し合いをし、母もなくしてしまった神楽、どこにも行くあてのない三人が身をより合わせて生きていくさまは、本来ギャグとして扱うのが難しいはずだ。
 「お前が千の何かを壊している時、俺は千の仲間と繋がってきた」
 先々週、銀時が高杉に言い放った言葉である。
 銀時と高杉は共に松陽に学び、攘夷戦争を生き延びた仲間。
 高杉は闘いの中でしか自己を見いだせず、ただ壊すだけ。
 銀時はもがきながらも大切な何かを探し、平和の中で自己を見出していた。
 それがわかる印象的な一言である。
 他者の中で自己を見出した銀時と、自己の中に自己を見いだせない高杉。
 
 自分の中を見つめたら、そこには深い闇だけが広がっているのかも知れない。他人の中にある自分だけが、本当の自分なのかも知れない。
 
 そう遠くない昔に、会社の超お偉い様が仰っていた言葉の意味が、少しだけわかったような気がした。
 

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