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黄金 treasure of siera madre

悲劇も、起こってみるとたいしたことないもんだな
 名作映画と言えば?
 という問いには必ずと言ってよい程名前の挙がる映画。
 主演は、「カサブランカ」で、「君の瞳に乾杯!!」などの名ゼリフを披露してくれたハンフリー・ボガード(余談だが、私の知り合いは、「カサブランカ」が好き過ぎてモロッコまで実際に行った)。
 監督は、「マルタの鷹」「モビーディック」「007 カジノロワイヤル」で有名なジョン・ヒューストンの黄金コンビ。
 あらすじ
 話は1920年にさかのぼる。シエラ・マドレ山脈を西北に望むメキシコ、タムピコの街に、ダッブス(ボガード)というアメリカ人の男がいた。
 男は徹底的に運に見放されていた。職もなく、物乞いをしては安い酒を喰らう毎日。やっと日雇いの仕事にありつけたと思ったら、だまされて給料ももらえない始末。
 ある日、同じくうらぶれたカーチン(ウォルター・ヒューストン)とともに、ダッブズは超安宿で黄金のありかを知っているという老人ハワードに逢う。彼の話を当初誰も相手にせず、二人も全く無視していたが、ひょんなことから二人をだました男を見つけ、金を奪うことに成功する。
 金の使い道について話し合う二人。どうせこのまま町にいてもいいことはない。いっそ爺さんの話に乗ることにしないか? どうせ最悪でも元の暮らしに戻るだけだ。
 かくして、ダッブズ、カーチン、ハワードの三人は、人里離れた山奥に黄金を求めて旅に出るのであった。
 途中汽車が列車強盗に逢うなどのトラブルがあったり、山奥の道が二人の想像以上に険しく、途中で挫折しかけたが、一行はついに大金鉱を掘り当てる。
 大喜びで金を掘りまくる一行だったが、ある日起こった落盤事故によって少しづつ歯車が狂っていく。
 ダッブズは落盤で意識を失う。カーチンはそれを一瞬見て見ぬ振りをするが、思い直して彼を助ける。
 黄金には魔力がある
 二人は段々と黄金の魔力に憑りつかれるようになって行く。
 三人は、争いを避けるため、採掘した先から金を三等分にし、それぞれの隠し場所に保管しておくことを決めた。
 ある日ダッブスが隠し場所に向かっている間、ハワードとカーチスは山を下りた後の話をする。ハワードは小さな雑貨店を経営しながら余生をすごしたいと言い、カーチスは果樹園をやりたいと言った。幼い時、果樹園で働いていたカーチン。そこでは皆が歌いながら果物をとり、寝て起きては歌い、火を囲み、とても幸せな日々を過ごしたのだと言う。その時ちょうどダッブズが帰ってきた。ダッブズは二人の話を聞いてはおらず(←ここは後に重要になる)、自分は黄金を手に入れたら、女をはべらせ、レストランですべての品を注文し、すべて突き返してやるのだと言う。
 二人も同様のことを考えていると思ったダッブズは、異常な程二人を警戒するようになる。段々と妄想に取りつかれるダッブズ。自分以外の二人は、結託して自分の黄金を狙っているに違いない。ハワードに街への買い物行きを命じられたダッブズは、それに強い抵抗を示す。
 しかたなく街に繰り出したカーチンは、そこで山賊の処刑現場と、アメリカ人コーディに出会う。コーディは黄金を探していた。
 カーチンはしらばっくれ、撒いたかに思えたが、コーディは三人のキャンプに行きつく。
 一触即発の事態。
 三人の機先を制し、コーディは三つの選択肢を突きつける。
 一つ、自分を殺す。二つ、自分を追い返す。三つ、自分を仲間に入れる。
 三人は話し合いの末、コーディを殺すことにしたが、ちょうどその時、コーディは山賊の群れが近づいてくるのを悟る。
 四人は団結し、山賊と戦う。が、多勢に無勢、山賊の数は多く、コーディは死に、三人の命もここまでかと思われたが、その時ちょうどメキシコ軍がやってきて、山賊を蹴散らしてくれた。
 コーディの遺体から手紙を発見する三人。手紙はコーディの妻からで、夫を案じる内容であった。コーディが帰ってきて、一緒に果樹園で暮す日々を夢見ており、そんな日々が黄金よりも遙かに価値のあるものなのだと手紙は言う。
 三人は山を下りることにした。カーチンはコーディの妻に黄金を分け与えることを提案し、ハワードもそれに乗る。ダッブズはそれを鼻で笑い、街までの帰途をたどることにする。
 途中、インディアンの一行に出会う三人。言葉のわかるハワードは、子供が川で溺れた後意識がない、助けてほしいと言っていることを理解し、単身インディアンの村に向かう。
 ハワードには医学の知識があるようで、インディアンの子は意識を回復する。黙って去るハワードだったが、後日インディアンの村に招待される。先を急ぎたいハワードだったが、ここで恩を返さなければ神様の祟りがあると信じるインディアン。しかたなくハワードは村に再び向かい、北の街で落ち合おうと約束する。カーチンはハワードの荷物は自分たちがしっかり管理すると約束する。
 二人きりで下山するダッブズとカーチンだったが、ダッブズは再び黄金の魔力に憑りつかれるようになる。ダッブズはカーチンに、ハワードの黄金を二人で分けようと提案するが、カーチンは乗らない。ダッブズはカーチンが黄金を独り占めする気だと妄想し、殺しにかかる。ダッブズは弱く、カーチンに取り押さえられてしまう。
 しかし、カーチンはダッブズがいつ襲ってくるかわからない為、以後一睡もできなくなる。隙を見てはカーチンを殺そうとするダッブズ。
 

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 予告しよう、先に寝るのはお前だ
 ダッブズの言葉通り、カーチンはある時眠りに落ちてしまう。カーチンの懐から銃を取り出し、ダッブズはカーチンを銃殺してしまう。その後も異常に怯えるダッブズ。死体を確認し、死んだのを確かめる。朝になりもう一度カーチンの生死を確かめに行くダッブズだったが、そこにはカーチスの死体はなかった。山猫が食べたのだと妄想するダッブズは、一人山を下りる。
 一方、カーチスはなんとか生きており、なぜか近くにいたインディアンに助けられた。その後楽園の主のような生活を送るハワードと合流し、ダッブズを追いかける。
 町の麓までなんとかたどり着いたダッブズは、ロバと一緒に汚い水場に顔を突っ込む。そして顔を上げると、そこには山賊の生き残りがいた。あっけなく山賊に殺されるダッブズ。山賊はダッブズの持ち物をあさる。黄金の入った袋を手にした山賊たちだったが、それをただの砂袋と思い、捨ててしまう。ロバを街まで売りに行く山賊たちだったが、正体を見破られてしまい、軍隊に処刑される。
 カーチスとハワードは街に到着するも、山賊たちが黄金を捨て去ってしまったのを悟る。風に吹かれて消えていく黄金。
 とにかく爆笑するハワード。
 見ろ、黄金が自然に返っていく!!
 一緒に爆笑するしかないカーチン。
 ハワードはインディアンの村で余生を過ごし、カーチンはコーディの妻の所へ行くと言う。今頃は丁度収穫の時期だ。。
 

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 感想
 私は何の知識もなくこの映画を見たので、先の展開がまるで読めず、面白かった。あらすじには出てこないが、伏線がいたる所に貼ってあり、それを回収していくのが楽しい映画でもある。「トイ・ストーリー」などもそうだが、名作は小道具の使い方がうまい。
 狂気に至るダッブズを演じるボガードには、鬼気迫るものがあり、見ているのが途中嫌になるほどであった。
 黄金に憑りつかれた人間は数えきれない程いる。ウォール街なんか、ダッブズみたいな人間の集まりなんだろうなぁ。
 昔も今も、実に恐ろしきは人の欲と言った所だろうか。
 
 

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