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マザー3をクリアしたのでダラダラと感想を述べたいと思います

WiiUは、あまりソフトがでないままに次の世代に行ってしまうのですね…

しょうがないので、ヴァーチャルコンソールで色々遊ぶことにしました。

 

名作になりきれなかったマザー3

 

マザー3をクリアして思ったのは「名作まで後少しだったのにな」ということです。

マザー3は元々ニンテンドウ64での発売を予定していて、12章にする予定だったらしいのですが、ご存じのようにマザー3はゲームボーイアドバンスをプラットフォームにし、8章建てのストーリーになりました。

だから結構重要な部分が削れれているのかも知れませんが、それにしたって消化不良すぎますよね。

正直7章まではとても楽しかったんですよ。

純粋無垢な村に様々な欲望がもたらされて、最終的にどこに向かうんだろう? みたいなワクワク感がありました。

でも、着地した先が…

 

マザーシリーズは未知との遭遇


マザー2が発売された時、私はまだ小学生でした。

最初のマザーも小学生の時でしたか、「夏休みの〇〇」みたいな雑誌で紹介されていたのをなんとなく覚えています。

当時ファミコンをもっていなかったのでマザーは出来ませんでしたが、マザー2は確か誰かから借りてやったのだと思います。

誰から借りたのかもおぼえていない上に、ちゃんと返したのか不安になっていますが(^^;)

正直マザー2の記憶はほとんどありません。

ポーキーがやたら鬱陶しいのとゲップーという魔物?がやたら強かったことぐらいしか覚えておらず、そもそもちゃんとクリアしたのかどうかさえ疑問です。

たしか最後は祈るかなんかすれば勝てたんだっけ? それってFF4だっけ? そもそも誰かがプレイしてるのを見てたんだっけ? というような感じです。

FFやドラクエ、サガシリーズなんかは覚えているのですがね。

マザー2は世界観が合わなかった為あまり好きではありませんでした。

*折角なのでこれからバーチャルコンソールでマザー1と2をやろうかなと思います。クリアできるかな…

マザー2ってCMが象徴しているように「未知との遭遇」なんですよね。

生まれ育った街を抜け出して、壮大な世界に飛び出していく。

ある種の冒険活劇だと言えますし、そういったものを期待してマザー3をやった人は肩透かしをくらったんじゃないかな?と思います。

 

火の鳥の影響が随所に見られる

 

多分なんですけど「火の鳥」の影響をかなり受けていますよね?

無垢な街に悪徳が染みのように広がっていく展開は「望郷編」でしょうし、死にたくても死ねない苦しみは最高傑作「未来編」

家族だと思っていた人たちが実は家族ではないというのは「復活編」というのは少しこじつけ気味ですが、ある種プレイヤーが火の鳥のような役目とも思えますし、結構共通することが多いかなと思います。

あるいは火の鳥はくらやみのドラゴンかも知れませんけど。

 

風呂敷の広げ方はよかったけれどもたたみ方が…

 

火の鳥「望郷編」は、悪徳が広がり過ぎた結果街そのものが滅びました。

もう少し正確に言うと元々噴火が起こるはずだったのを火の鳥が食い止めていたのですが、街の人たちが争うようになったので力を貸すのを辞めたのですが、元々の話は旧約聖書の「ソドムとゴモラ」の話から来ていて、人間の争いに何か大きな力が嘆き、介入するという話です。

マザー3の1章から3章まではまるで目的のわからないブタのマスクをした連中が、森や山の生物を改造し、「しあわせのハコ」を持ちこみ、通貨を流通させ、流れに乗らない人間達の家に雷を落とすという展開でした。

生物の改造は生命への介入のメタファーでしょうし、モチーフはゲーテが戯曲化したことでも有名な「ファウスト」から来ているでしょうし、しあわせのハコはテレビやパソコンのメタファーなんだと思います。糸井重里はメタファーという言葉が大好きだし。。

雷を落とした行為は宗教のメタファーにも見えますし、独裁者を揶揄しているようにも見えます。

宗教はアヘンだとはカール・マルクスの言葉ですが、宗教は信奉している人間には快楽を与える一方で、そうでない人間への寛容さを失い攻撃的になってしまうという特徴があります。

また、独裁者は圧倒的な武力を背景に言論を弾圧し、やはり他者への寛容さを亡くさせ、従属させるという手法を取ります。

ですので、7章が終わるまでは、一体誰が何のためにこんなことを? 背後にいる黒幕は一体? という感じで先に進みたくてしかたがなったのですが…

 

黒幕の正体が発覚した時のガッカリ感 緻密な前半と大雑把な後半

 

ポーキーかよ!!

前半、ブタマスク達はかなり緻密で繊細な行動をとっていたと思います。

サルを使って人々の心をすこしづつ、3年もかけて獲得していき、何か大きな目的のために慎重に駒を進めているように思えました。

が、後半から一気に荒くなりましたね。

元々は「マザー3~ブタ王の最期~」というタイトルで発売する予定だったみたいなので、最初からポーキーが黒幕だったのでしょうけど、やっぱりポーキーが黒幕というのはガッカリでした。

目の前にいたら殴ってやりたいRPGの敵キャラランキングがあったらポーキーとFF6のカフカは1位を2分すると思います。

ポーキーに対するイメージはとにかく幼稚で、鬱陶しい小物というものしかなかったので、なんか一気に作戦そのものが陳腐に思えてしまい、ゲームそのものが陳腐なものに見えてきてしまったのは私だけではないと思います。

それと同時に、さまざまな疑問が氷解されないままになってしまったガッカリ感は凄まじいものとなってしまいました。

 

ポーキーに対する感情は複雑

 

ポーキーこそがドラゴを改造しメカドラゴにしてリュカの母親を殺した犯人であり、リュカの兄のクラウスを洗脳させて闘わせた憎き敵であり、戦う前は「絶対にポーキーにだけは負けたくない」と思っていたのですが、出てきたポーキーのあまりの衰弱振りになんか複雑な思いを抱いたのは私だけではないはず。

時間旅行のしすぎで、パイレーツオブカリビアンの呪われた海賊達よりも酷い状態になっており、まさに火の鳥未来編のように死ねない身体になってしまっている状態。

ある意味ではもう死ぬよりも辛い目にあっているし、ネスの映画を映画館で上映しているは、ネスのものと思われる「ともだちのヨーヨー」を大切に保管しているし、マザー2の思い出を展示しているし…

ポーキーはネスのこと好きだったんでしょうね。

多分、自己愛性パーソナリティ障害なんだと思います。

たしか、拙い記憶ではポーキーの両親たるやロクでなしで、父親は幼いポーキーを殴る殴る、母親はそれを見て見ぬ振りをする典型的なネグレトを受けて育っていたと思います。

其の後元々住んでいた世界を追い出され、どの世界からも拒絶され、気が付けば世界は崩壊していて、身体ももう死んでいるような状態で、死ぬことも出来ず…

思えばただの1度としてポーキーには救いの手は差し伸べられなかった訳なんですね。

唯一かまってくれたのがネス。

で、そのネスにも会えない。

ネグレクトな母親だったけど、ニューポークシティのレストランを見る限りポーキーは好きだったんでしょうね。

常に愛情に飢えていたとも言えます。

誰かに愛情を注ぐと言うことも知らないので、誰からも愛されなくなってしまった。

せめて容姿でも優れていれば話は違ったんでしょうけど…

ただしイケメンに限る!!という言葉があるくらい容姿偏重社会ですからね。

どんな世界に行っても拒否されるってキツすぎるぜ…

ただ、最後のエンディングでは絶対安全カプセルの中で笑っていたようなので、ある意味ポーキーは救われたんでしょうかね?

でも、ポーキーを許す気にはなれないけどね!!!

 

キーマンであるヨクバ

 

ポーキー以上にすっきりしないのがヨクバの存在ですね。

サルサでプレイをしていると頻繁に電気ビリビリ攻撃をしてくるくせに戦闘ではヨクバがいないと敵に勝てなかったりする辺りからモヤモヤしますが、極めつけはその正体ですね。

7章で、最後のマジプシーを探す展開になって、最後のマジプシーロクリアはどうやらポーキーと組んでいるらしいということが分かり、じゃあソイツが黒幕か! 一体ロクリアは何の目的でポーキーに情報を流し、どんな目的でドラゴンをよみがえらせようとしているんだろう?

物語の鍵を握るのは間違いなく最後のマジプシーロクリア!!

そして、エンパイヤポーキービルディングにあったロクリアの家に入ってみると、中には誰もおらずラッパとバナナだけがある。

え? ロクリアの正体はヨクバなのか!!!!!

と思った時の衝撃度はかなりのものがありましたが、同時に様々な疑問だけが残されることになりました。

あのネズミの存在が更にもやもやを加速させる…

 

スッキリしない点や不満点を列挙してみる

 

スッキリしない点

・ロクリアはどうしてヨクバとなりポーキーに手を貸したのか?

・ヨクバの目的は?

・ポーキーはクラウスがドラゴンの封印を解ける人間だといつ知ったのか?

・そもそもリュカやクラウスはなぜ封印を解くことができるのか?

・エンディングのドアノブ

・むしろエンディングそのもの

・サルサの恋猿はどうやって解放されたのか?

・猿質とはなんだったのか…

・むしろサルサとはなんだったのか…

・もっと言えばくらやみのドラゴンとはなんだったのか…

 

不満点

・リュカの役割が多すぎる(回復・補助・攻撃)

・ワンコの役割がなさすぎる(相手の匂いを嗅ぐだけて…いや、ワンコとしては優秀すぎるけれども)

・どうなるんだろうと期待して進めたのにどうにもならなかった点

 

エンディング、ああエンディング

 

一番の問題点はエンディングですよね。

含みのあるエンディングというより、正直投げたエンディングにしか見えなかったですたい…

なんというか「ガンツ」の最終回のような。

そもそもなんで皆プレイヤーにお礼言ってるの?

リュカやクマトラ、ダスターについては誰も触れていないし。

ドアノブはなんだ? 現実世界への扉を開けるドアノブなのか?

後、真っ暗だったのは皆どういう状態なんだ?

肉体から解放されて精神だけの状態になったのか?

死にもしないし、なんだかよくわからない状態。

だとしたら、リュカは一生母親(Mother)のもとには行けないのだろうか?

そもそも、リュカは最後どこ行った?

考えさせるエンディングなんて言えば言葉はキレイだけどれども、収集つかなくなったからデウス・エクス・マキナ的な終わり方になったとしか思えない。

風呂敷を広げたはいいけれどたたみ方が分からないから投げた作品。

きちんとたためていれば傑作になれたかも知れないのに惜しい作品だと思います。

さて、ヴァーチャルコンソールで「Mother」をやるか。

「Mother」と「Mother2」をクリアした後なら、マザー3のエンディングにも違った見方が生まれるかも知れない。

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