少年ジャンプ 2014 新年1号

 いつのまにか日を跨いでしまっていたようです。
 早いもので今年も後一か月内ぐらいになりまして、師を走らす師走になった訳ですな。
 年末になるとジャンプの発売も大分期間が空くようになりまして、続きが気になる!! となった次の号は3週間後かよ… となることも多いですな。
 特に記憶に残っているのは、ダイの大冒険の、勇者アバン復活!! ですね。
 ピンチの時に死んだはずのキャラクターが出てきて窮地をしのぐのは少年ジャンプのおきまりですが、メガンテ唱えた奴がなんで生きてんねん!? となって年を跨いだのはいい思い出。
 まぁ、詳しくは名作「ダイの大冒険」を読んでいただくとして、今週のジャンプの感想から参りましょう。
 まずは「暗殺教室」から。
 この作品、というより作者のいいところは、リアリティのなさですな。
 脇役たちが時々狂気に駆られる様は、思わず笑ってしまうけれど、人間は時として誰でもが狂気にとりつかれることはある訳で、リアリティのなさが逆にリアルなんですね。何言ってるかわからないですけど。
 教育マンガというのはある意味難しくて、漫画ではないけれど、「金八先生」に代表されるような「管理教育」ものが昭和の時代に流行り、その「管理教育」に唾するような形で「GTO」などが出て、「暗殺教室」は厳密には教育マンガではないけれど、敵役というのはやっぱり校長であり、管理する側なんですね。
 教育と支配は割と似ているんですね。
 人を教育するというのは、人を社会化させるということで、社会化するためには個性を摘み取らないといけないんですね。列からはみ出る子を許容したら教育じゃない訳で。そこには必ず支配が必要なんですな。
 支配をするためにはピラミッドを作る必要がある。
 あらゆる歴史上の王朝には階級が存在した。
 
 人間というのは哺乳類である。哺乳類はボスを頂点としたピラミッドを作る。オスはいつだってピラミッドの上を狙い、逃走する。すなわち、ピラミッドの上の存在を敵視するようにできているんですな。
 管理する側に反抗をするのは生物としての本能で、それを抑えるのが教育であるという面は否定できないものだと思う。
 まぁ、「暗殺教室」の校長はやりすぎなんですけどね。
 ピラミッドを作る為のエリート教育か、国民全体を底上げするような教育か。
 日本の教育制度は今、急速にエリート教育に向かって進んでいる。
 公立高校の中高一貫化は進み、教育格差は広がるばかり。
 受験産業はドル箱である中学受験をあおる。
 落ちこぼれは見向きもされない状態にあるのが現在の教育制度。
 なんだか愚痴っぽくなってしまったなぁ。
 次にワンピース
 読者の選ぶ嫌いなキャラクター投票が入ったら、ワポルと並んで上位に入りそうなベラミーの話。これからの展開にもよるんでしょうが、正直ベラミーなどどうでもいい!! ローの過去編の後では、ますますベラミーどうでもいい!!! またつまらないワンピースに戻るのかと思うと少し悲しい。
 悲しいと言えば銀魂。
 仲間を守るため、愛する師匠の大事な者達を守るため、この世で一番好きな松陽先生をてにかけなければならなかった銀時は悲しい。
 己の無力さを嘆き、どこに向かってそのやるせなさをぶつければいいのかわからなかった高杉もまた悲しい。
 それでも大事な仲間を見つけた銀時と、破壊することでしか己の存在を見いだせない高杉の決着はついた。
 どちらかって言うと、個人的には高杉の方が好きかなぁ。
 疲れているので、愚痴っぽくなってしまった。
 今日は早く寝ようと思ったらこんな時間だよ……
 
 

少年ジャンプ 2014年 52号

 発売されたのは先週の土曜だったけど、昨日の夜ようやく読めたでごわす。
 NARUTOやら黒子のバスケやらが終わってしまって、気が付くと読んでいる漫画がすごく少なくなってしまった。
 まぁ、ずいぶん前から少年ではない訳だが。
 さて、今週は割合に「暗殺教室」が面白かったと思う。
 いつのまにかこの漫画はジャンプの看板漫画になっていたようだ。
 「暗殺教室」に関しては、前作の「ネウロ」よりも作者の技量が上がっている。
 長くやっていたらそれだけ技量が上がるというのは錯覚で、漫画などの創作関係で言えば、書くほどに衰えていくのが常である。
 漫画家なら手塚治虫などもそうだったし、小説なら島田荘司なんかどんどん悪くなっていく。
 地球を破壊できるほどの生命体殺センセーが、なぜか落ちこぼれの生徒達を教育していくという奇抜にも程のある設定のこの漫画、開始した当初はすぐに終わると思っていた。
 話が続かないと思ったからだ。
 しかし、予想に反してこの漫画の人気は上がって行った。
 それはなぜなのか実はよくわからない。
 なにせ、しばらくこの漫画を読んでいなかったからだ。
 機会があったら一巻から読んでみようかなと思う。
 さて、ワンピースは今週で面白かった過去編が終わってしまった。
 この漫画の主人公はローじゃない、ルフィだ。。
 魚人島の時もそうだったのだが、最近のワンピースは過去編だけが面白く、麦わらの一味が関わると途端に面白くなくなる。
 昔から、麦わら一味以外の話の方が面白かったのだが、しっかり本編も面白かった。
 原因は、ルフィを始め一味が精神的に成長していないせいであろう。
 ある意味では、よく比較にされるドラゴンボールも悟空は一切精神的に成長しないのだが、あちらは純粋に強さだけを追い求めるサイヤ人なのであって、また純粋なバトル漫画だから問題なかった。
 ワンピースは冒険活劇である。さまざまな場所を旅し、色々な人に逢う、そのことで人は成長していくはずである。
 イーストブルー編では、一味は子供でよかった。冒険は始まったばかりだったし、経験もなかった。
 今は違う。ワンピースを追い求める中で、ルフィ自体も失ったものがあったはずだった。それなのに、まるで成長していない。
 監獄編では罪もない看守をボコボコにしておきながら、いまだに行く先々では水戸黄門よろしくヒーローになっている。
 悟空はついぞヒーロにはならなかった。美味しい所はミスターサタンが持って行って、何度も地球を救った悟空は最後まで変な奴扱いだった。
 だが、だからみんな悟空が好きなのかも知れない。
 レイモンド・チャンドラーが描くフィリップ・マーロウは、いつもひどい目に逢う。時には誰からも感謝されない、報われない仕事をボロボロになりながらも完遂する。報酬も何もない。ただ読者だけが彼を好きなのである。
 主人公マンセーになると漫画はつまらなくなる。
 はたして、ワンピースはまた面白くなるのだろうか?
 銀魂はいよいよクライマックスと言った感じになってきた。
 実は松陽先生の首を刎ねたのが銀時だった所で今週は終了。こちらは主人公マンセーから抜けて、とてもよい感じになったと思う。

少年ジャンプ 12月1日号 銀魂

 この所忙しくて更新してる暇がなかったでござる。
 さて、今週のジャンプは何と言っても「銀魂」だろうと思う。
 「銀魂」の存在は、少年ジャンプの集大成とみることが出来るかもしれない。
 少年ジャンプと言えば、はだしのゲンなどもあるが、基本的には「北斗の拳」などに始まる「バトルもの」や、こち亀に代表される一話完結ものの「ギャグもの」の二つに、大きくは大別されるであろう。
 バトルもの……「ドラゴンボール」「黒子のバスケ」「スラムダンク」「るろうに剣心」「幽遊白書」「NARUTO」「マキバオー」etc
 大半がここに含まれると思う。
 ギャグもの……「こち亀」「スケットダンス」「すごいよまさるさん」etc
銀魂はどちらかと言えばギャグものなのだが、シリアス編もある。
 そもそものが、侍の星である地球が天人(あまんど=宇宙人)の侵略を受け、敗北した世界を背景としていた。その中で、生き残った侍たちの生き様を中心として描かれるのが「銀魂」である。
 改めてみると、かなりシリアスな設定だと思う。
 幕末を下敷きにしているためか、ここだけ見ると「るろうに剣心」に似ている。剣をふるうことのできなくなった侍たちが、どう生きていいのかもがいている様は、廃刀令によって刀を失った現実の侍たちと重なる点がある。
 そもそも暗い設定だからこそ、ギャグも映えるのかもしれない。そのためか、かなり長い間ギャグ一辺倒だった銀魂が、最近ではシリアス一辺倒になっている。
 銀魂の主人公「坂田銀時」の設定は暗い。幼年期から人を殺し続け、吉田松陽という男に拾われて育つ。しかし松陽は処刑されてしまい、銀時は攘夷を掲げて天人と戦う。仲間を何百何千と失いながらも、戦争には敗北してしまう。残された銀時は、攘夷戦争で夫を亡くしたお登勢のもとに身を寄せる。
 物語の始まりは、刀を失った侍の一人である志村新八との出会いから始まる。そこに宇宙最強民族である神楽が加わり、毎週ギャグやってたのが銀魂である。
 父の道場の再興を目指すも一向に日の目をみない新八と、兄と父が殺し合いをし、母もなくしてしまった神楽、どこにも行くあてのない三人が身をより合わせて生きていくさまは、本来ギャグとして扱うのが難しいはずだ。
 「お前が千の何かを壊している時、俺は千の仲間と繋がってきた」
 先々週、銀時が高杉に言い放った言葉である。
 銀時と高杉は共に松陽に学び、攘夷戦争を生き延びた仲間。
 高杉は闘いの中でしか自己を見いだせず、ただ壊すだけ。
 銀時はもがきながらも大切な何かを探し、平和の中で自己を見出していた。
 それがわかる印象的な一言である。
 他者の中で自己を見出した銀時と、自己の中に自己を見いだせない高杉。
 
 自分の中を見つめたら、そこには深い闇だけが広がっているのかも知れない。他人の中にある自分だけが、本当の自分なのかも知れない。
 
 そう遠くない昔に、会社の超お偉い様が仰っていた言葉の意味が、少しだけわかったような気がした。
 

少年ジャンプ 2014年 11月24日号

 ついにNARUTOが終わった。
 最高の終わり方をしたんじゃないかと思う。
 少年ジャンプ連載の宿命として、好きな時に好きなように終われない、というのがある。
 過去で見ると、「スラムダンク」や「幽幽白書」なども変な終わり方をしているし、円満とは言えない終了も多い。
 徹底的アンケート主義であるが故に、人気があれば引き伸ばし、人気がなければ打ち切る。
 ナルトもこの数年はグダグダだった。誰と戦っているのかなんで戦っているのかよくわからなかったが、ようやく終了を迎えた。
 最終的にNARUTOは火影になれたし、サスケもなんとか改心したらしい。
 ナルトの子供がそっくりすぎて、昔こち亀にあった十年後のジャンプ表紙みたいで笑ってしまった。
 ルフィが海賊王になるのは随分先だろうが、NARUTOはめだたしめでたしである。
 ワンピースの方は最近面白い。
 なんでかと思ったら、ルフィが出てこないからである。
 昔からワンピースはルフィが出てこない方が面白い。
 銀魂ももうすぐ終わるのか、絵がとてもきれいで、話も面白い。
 それにしても今週、高杉が主人公みたいじゃないか。
 悪役かと思ったら実はいい奴でござった。
 
 

少年ジャンプ

 来週は月曜日が祝日なので、今日発売でござった。
 読んでみて驚愕。
 ワンピースがねぇ。
 ハンターもねぇ、ワンピースもねぇ。
 NARUTOがもうすぐ終わるらしい。
 始まったのが私が高校生の時だったから、ずいぶん長く続いたなぁ。
 「やはり天才…」などの名言で知られるナルトも終わり、銀魂も何やら終わりそうだよなぁ。
 最近は両方とも面白くなってきたけど、やっぱり限界なんだろうなぁと思う。
 週刊で漫画を連載するって、考えただけでも凄まじいことだ。
 毎号毎号話を考えなければいけないし、絵も描かなければならない。
 漫画家が皆早死になのもわかるような気がする。
 それにしても銀魂、ようやく松陽先生が出てきたよ。
 ずいぶん待たされた気がするなぁ。
 これからの展開は少し楽しみだ。