前作で一躍時の人となったミカエルは、新たな仕事に着手していた。
「ミレニアム」の出版部門から、是非本を出したいというジャーナリスト、タグ・スヴェンソン。彼は独自の調査から、人身売買及び強制売春組織及び買春者の悪行を白日の下に曝したいと言う。
自分と似たにおいを持つタグのことを、ミカエルはすぐに気に入る。タグの恋人ミアと共に、ミレニアム総力を挙げて特集を組むことにした。
一方ビュルマン弁護士は、サランデルの前の後見人でであるパルムグレンの日記を読み、重大な発見をする。
「なんということだ…この件が国家機密になっている理由が分かった。そして、この人もサランデルを恨んでるはずだ」
ビュルマンはカフェで2mはあろうかという金髪の巨人に逢う。自分はある人物の代理で来たと言う。
ビュルマンは静かに自分の計画を話始めた。