黄金 treasure of siera madre

悲劇も、起こってみるとたいしたことないもんだな
 名作映画と言えば?
 という問いには必ずと言ってよい程名前の挙がる映画。
 主演は、「カサブランカ」で、「君の瞳に乾杯!!」などの名ゼリフを披露してくれたハンフリー・ボガード(余談だが、私の知り合いは、「カサブランカ」が好き過ぎてモロッコまで実際に行った)。
 監督は、「マルタの鷹」「モビーディック」「007 カジノロワイヤル」で有名なジョン・ヒューストンの黄金コンビ。
 あらすじ
 話は1920年にさかのぼる。シエラ・マドレ山脈を西北に望むメキシコ、タムピコの街に、ダッブス(ボガード)というアメリカ人の男がいた。
 男は徹底的に運に見放されていた。職もなく、物乞いをしては安い酒を喰らう毎日。やっと日雇いの仕事にありつけたと思ったら、だまされて給料ももらえない始末。
 ある日、同じくうらぶれたカーチン(ウォルター・ヒューストン)とともに、ダッブズは超安宿で黄金のありかを知っているという老人ハワードに逢う。彼の話を当初誰も相手にせず、二人も全く無視していたが、ひょんなことから二人をだました男を見つけ、金を奪うことに成功する。
 金の使い道について話し合う二人。どうせこのまま町にいてもいいことはない。いっそ爺さんの話に乗ることにしないか? どうせ最悪でも元の暮らしに戻るだけだ。
 かくして、ダッブズ、カーチン、ハワードの三人は、人里離れた山奥に黄金を求めて旅に出るのであった。
 途中汽車が列車強盗に逢うなどのトラブルがあったり、山奥の道が二人の想像以上に険しく、途中で挫折しかけたが、一行はついに大金鉱を掘り当てる。
 大喜びで金を掘りまくる一行だったが、ある日起こった落盤事故によって少しづつ歯車が狂っていく。
 ダッブズは落盤で意識を失う。カーチンはそれを一瞬見て見ぬ振りをするが、思い直して彼を助ける。
 黄金には魔力がある
 二人は段々と黄金の魔力に憑りつかれるようになって行く。
 三人は、争いを避けるため、採掘した先から金を三等分にし、それぞれの隠し場所に保管しておくことを決めた。
 ある日ダッブスが隠し場所に向かっている間、ハワードとカーチスは山を下りた後の話をする。ハワードは小さな雑貨店を経営しながら余生をすごしたいと言い、カーチスは果樹園をやりたいと言った。幼い時、果樹園で働いていたカーチン。そこでは皆が歌いながら果物をとり、寝て起きては歌い、火を囲み、とても幸せな日々を過ごしたのだと言う。その時ちょうどダッブズが帰ってきた。ダッブズは二人の話を聞いてはおらず(←ここは後に重要になる)、自分は黄金を手に入れたら、女をはべらせ、レストランですべての品を注文し、すべて突き返してやるのだと言う。
 二人も同様のことを考えていると思ったダッブズは、異常な程二人を警戒するようになる。段々と妄想に取りつかれるダッブズ。自分以外の二人は、結託して自分の黄金を狙っているに違いない。ハワードに街への買い物行きを命じられたダッブズは、それに強い抵抗を示す。
 しかたなく街に繰り出したカーチンは、そこで山賊の処刑現場と、アメリカ人コーディに出会う。コーディは黄金を探していた。
 カーチンはしらばっくれ、撒いたかに思えたが、コーディは三人のキャンプに行きつく。
 一触即発の事態。
 三人の機先を制し、コーディは三つの選択肢を突きつける。
 一つ、自分を殺す。二つ、自分を追い返す。三つ、自分を仲間に入れる。
 三人は話し合いの末、コーディを殺すことにしたが、ちょうどその時、コーディは山賊の群れが近づいてくるのを悟る。
 四人は団結し、山賊と戦う。が、多勢に無勢、山賊の数は多く、コーディは死に、三人の命もここまでかと思われたが、その時ちょうどメキシコ軍がやってきて、山賊を蹴散らしてくれた。
 コーディの遺体から手紙を発見する三人。手紙はコーディの妻からで、夫を案じる内容であった。コーディが帰ってきて、一緒に果樹園で暮す日々を夢見ており、そんな日々が黄金よりも遙かに価値のあるものなのだと手紙は言う。
 三人は山を下りることにした。カーチンはコーディの妻に黄金を分け与えることを提案し、ハワードもそれに乗る。ダッブズはそれを鼻で笑い、街までの帰途をたどることにする。
 途中、インディアンの一行に出会う三人。言葉のわかるハワードは、子供が川で溺れた後意識がない、助けてほしいと言っていることを理解し、単身インディアンの村に向かう。
 ハワードには医学の知識があるようで、インディアンの子は意識を回復する。黙って去るハワードだったが、後日インディアンの村に招待される。先を急ぎたいハワードだったが、ここで恩を返さなければ神様の祟りがあると信じるインディアン。しかたなくハワードは村に再び向かい、北の街で落ち合おうと約束する。カーチンはハワードの荷物は自分たちがしっかり管理すると約束する。
 二人きりで下山するダッブズとカーチンだったが、ダッブズは再び黄金の魔力に憑りつかれるようになる。ダッブズはカーチンに、ハワードの黄金を二人で分けようと提案するが、カーチンは乗らない。ダッブズはカーチンが黄金を独り占めする気だと妄想し、殺しにかかる。ダッブズは弱く、カーチンに取り押さえられてしまう。
 しかし、カーチンはダッブズがいつ襲ってくるかわからない為、以後一睡もできなくなる。隙を見てはカーチンを殺そうとするダッブズ。
 

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 予告しよう、先に寝るのはお前だ
 ダッブズの言葉通り、カーチンはある時眠りに落ちてしまう。カーチンの懐から銃を取り出し、ダッブズはカーチンを銃殺してしまう。その後も異常に怯えるダッブズ。死体を確認し、死んだのを確かめる。朝になりもう一度カーチンの生死を確かめに行くダッブズだったが、そこにはカーチスの死体はなかった。山猫が食べたのだと妄想するダッブズは、一人山を下りる。
 一方、カーチスはなんとか生きており、なぜか近くにいたインディアンに助けられた。その後楽園の主のような生活を送るハワードと合流し、ダッブズを追いかける。
 町の麓までなんとかたどり着いたダッブズは、ロバと一緒に汚い水場に顔を突っ込む。そして顔を上げると、そこには山賊の生き残りがいた。あっけなく山賊に殺されるダッブズ。山賊はダッブズの持ち物をあさる。黄金の入った袋を手にした山賊たちだったが、それをただの砂袋と思い、捨ててしまう。ロバを街まで売りに行く山賊たちだったが、正体を見破られてしまい、軍隊に処刑される。
 カーチスとハワードは街に到着するも、山賊たちが黄金を捨て去ってしまったのを悟る。風に吹かれて消えていく黄金。
 とにかく爆笑するハワード。
 見ろ、黄金が自然に返っていく!!
 一緒に爆笑するしかないカーチン。
 ハワードはインディアンの村で余生を過ごし、カーチンはコーディの妻の所へ行くと言う。今頃は丁度収穫の時期だ。。
 

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 感想
 私は何の知識もなくこの映画を見たので、先の展開がまるで読めず、面白かった。あらすじには出てこないが、伏線がいたる所に貼ってあり、それを回収していくのが楽しい映画でもある。「トイ・ストーリー」などもそうだが、名作は小道具の使い方がうまい。
 狂気に至るダッブズを演じるボガードには、鬼気迫るものがあり、見ているのが途中嫌になるほどであった。
 黄金に憑りつかれた人間は数えきれない程いる。ウォール街なんか、ダッブズみたいな人間の集まりなんだろうなぁ。
 昔も今も、実に恐ろしきは人の欲と言った所だろうか。
 
 

少年ジャンプ 12月1日号 銀魂

 この所忙しくて更新してる暇がなかったでござる。
 さて、今週のジャンプは何と言っても「銀魂」だろうと思う。
 「銀魂」の存在は、少年ジャンプの集大成とみることが出来るかもしれない。
 少年ジャンプと言えば、はだしのゲンなどもあるが、基本的には「北斗の拳」などに始まる「バトルもの」や、こち亀に代表される一話完結ものの「ギャグもの」の二つに、大きくは大別されるであろう。
 バトルもの……「ドラゴンボール」「黒子のバスケ」「スラムダンク」「るろうに剣心」「幽遊白書」「NARUTO」「マキバオー」etc
 大半がここに含まれると思う。
 ギャグもの……「こち亀」「スケットダンス」「すごいよまさるさん」etc
銀魂はどちらかと言えばギャグものなのだが、シリアス編もある。
 そもそものが、侍の星である地球が天人(あまんど=宇宙人)の侵略を受け、敗北した世界を背景としていた。その中で、生き残った侍たちの生き様を中心として描かれるのが「銀魂」である。
 改めてみると、かなりシリアスな設定だと思う。
 幕末を下敷きにしているためか、ここだけ見ると「るろうに剣心」に似ている。剣をふるうことのできなくなった侍たちが、どう生きていいのかもがいている様は、廃刀令によって刀を失った現実の侍たちと重なる点がある。
 そもそも暗い設定だからこそ、ギャグも映えるのかもしれない。そのためか、かなり長い間ギャグ一辺倒だった銀魂が、最近ではシリアス一辺倒になっている。
 銀魂の主人公「坂田銀時」の設定は暗い。幼年期から人を殺し続け、吉田松陽という男に拾われて育つ。しかし松陽は処刑されてしまい、銀時は攘夷を掲げて天人と戦う。仲間を何百何千と失いながらも、戦争には敗北してしまう。残された銀時は、攘夷戦争で夫を亡くしたお登勢のもとに身を寄せる。
 物語の始まりは、刀を失った侍の一人である志村新八との出会いから始まる。そこに宇宙最強民族である神楽が加わり、毎週ギャグやってたのが銀魂である。
 父の道場の再興を目指すも一向に日の目をみない新八と、兄と父が殺し合いをし、母もなくしてしまった神楽、どこにも行くあてのない三人が身をより合わせて生きていくさまは、本来ギャグとして扱うのが難しいはずだ。
 「お前が千の何かを壊している時、俺は千の仲間と繋がってきた」
 先々週、銀時が高杉に言い放った言葉である。
 銀時と高杉は共に松陽に学び、攘夷戦争を生き延びた仲間。
 高杉は闘いの中でしか自己を見いだせず、ただ壊すだけ。
 銀時はもがきながらも大切な何かを探し、平和の中で自己を見出していた。
 それがわかる印象的な一言である。
 他者の中で自己を見出した銀時と、自己の中に自己を見いだせない高杉。
 
 自分の中を見つめたら、そこには深い闇だけが広がっているのかも知れない。他人の中にある自分だけが、本当の自分なのかも知れない。
 
 そう遠くない昔に、会社の超お偉い様が仰っていた言葉の意味が、少しだけわかったような気がした。
 

あした天気にしておくれ

81pkh7LVxcL__SL1500_ 一番好きな本は? と聞かれたら、答えるのは難しい。好きな本が多すぎるから。
じゃあ、一番好きな作家は? と聞かれたら、迷わず答えられる。
 岡嶋二人であると。
今はもういない作家である。
岡嶋二人とは、日本では珍しい二人組の作家で、徳山諄一さんと井上泉さん(現:井上夢人さん)の共作筆名である。その経緯は「おかしな二人 岡嶋二人盛衰記」に詳しい。私はこの本がとても好きなので、是非多くの方に読んで欲しいと思う。
岡嶋二人はビッグタイトルである「第28回江戸川乱歩賞」を受賞して作家デビューをした。江戸川乱歩賞といえば、過去の受賞者には、西村京太郎さん、東野圭吾さん、池井戸潤さんなどのビッグネームが並ぶ。受賞にいたらなかった人の中には、山村美沙さん、夏樹静子さん、島田荘司さんなどこれまたビッグネームが並ぶ。そんな大物揃いの作家たちの中でも、私はぴか一に岡嶋二人が好きである。
「あした天気にしておくれ」は、岡嶋二人が第27回江戸川乱歩賞に応募し、最終選考まで残ったものの、受賞には至らなかった作品である。
「おかしな二人」にくわしいが、二人はいつも妄想をして遊んでいた。いつか江戸川乱歩賞取ったらどうする? そんな会話をいつもしていたそうだ。夢物語。赤塚不二夫物語もそうだったが、ある意味夢は叶えるまでが楽しいのかも知れない。井上さんいわく、岡嶋二人は江戸川乱歩賞を取った瞬間に衰退が始まったらしい。
「あした天気にしておくれ」は、その意味で岡嶋二人最盛期の作品なのである。夢に満ち満ちていた二人の、本当の意味であしたにかけた作品なのである。
是非読んでいただきたいのだが、今はアマゾンですら在庫がないらしい。入手はかなり難しいだろうと思う。
キンドル版は販売しているようなので、そちらで読める方は是非。
大きな図書館ならばあるだろうと思うので、暇があれば、なくても読んでいただきたい。

ミレニアム2 火と戯れる女 下

 世にある数多の著作物の中でも、「ミレニアム2 火と戯れる女」は最上であると思う。
 ・人物
 ・ストーリー
 ・謎の大きさ
 ・テンポのよさ

 その全てに魅力がある。
 
 人物の魅力
 スケベだが、自分の信じた道を曲げないミカエルは勿論のこと、リスベット・サランデルの魅力は格別である。
 リスベット・サランデルはブスである。精神病院に入れられていた過去を持つ、社会的不適合者で、おおよそ自分以外のことに興味はない。友人も、信頼できる友も少ない。
 こんな人物が、最高に魅力的なのである。
 それはひとえに、他の登場人物達の描き方が秀逸な為であろうと思う。主人公二人を除けば、皆ステレオタイプな非現実的な人物というよりも、等身大のキャラクターなのである。
 
 
 ストーリーの魅力
 出来過ぎや偶然が多様され過ぎの感もあるが、それが問題にならないほど練られたストーリーである。
 起承転結で言えば、
 起:ミカエルとダグは人身売買組織を追う。ビュルマン弁護士はサランデルへの復讐を企て、リスベットはそれをはねのける。
 承:ダグと恋人のミアは殺され、リスベットが指名手配される。
 転:ビュルマン弁護士も殺される。リスベットの意外な過去、謎の人物ザラとの関係も明らかになる。
 結:ぜひその目で見てほしいです。
 
 謎の大きさ
 前作「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」では、ハリエット失踪事件の謎を解く話であった。
 今作「ミレニアム2 火と戯れる女」は、リスベット・サランデルの謎がメインとなっており、蓋を開けてみると、歴史ミステリーになっているのである。
 これはひとえに、作者が反ファシズムを標榜しているためであろう。作品の随所にナチスが登場する。当然悪役である。
 テンポのよさ
 冗長な場面はほとんどなく、読みだすと止まらなくなる。徹夜注意である。次から次へと事件が起こり、やがてそれが一つにつながっていく。
 このブログはひとえに「ミレニアム」の良さを伝える為に書いてきた。が、私では全くこの作品の魅力を伝えることが出来ないようである。
 なので、ここまで読んでいただいた方には、是非書店にて「ミレニアム」を手に取っていただきたい。結局の所、自分で読む以上に作品の良さが伝わることなどないのだから。
 

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ミレニアム 火と戯れる女 上4

 サランデルは何者かに追われていた。そのあとを追うミカエルだったが、追手と同様サランデルを見失う。なぜか追手に殴られるミカエル。
 リスベット・サランデルは追手の正体とその黒幕が誰であるかを悟る。
 ニュルマン弁護士。かつてリスベットを強姦した後見人。サランデルは復讐を誓う。
 一方で、タグ・スヴェンソンは謎の人物「ザラ」の正体を突き止めることを決意する。スウェーデンの闇社会に現れては幽霊のように消える名前。その人物が人身売買ネットワークに関係していることは明らかだった。
 そして、ある日突然、タグと恋人のミアの前に、リスベット・サランデルが現れた。
 「どうしてあなたたちはザラを追うの?」
 当然のごとく、タグとミアは呆気にとられた。
 「私が訊きたいのは、どうしてあなたたちがアレクサンデル=ザラを追っているのかということ」
 タグはこの時、初めて「ザラ」の本名を知った。そして、その本名を知っているこの目の前の女は誰だ?
 この頃、ミカエルは妹のアニカと一緒にいた。そしてタグとミアの家に向かっていた。仕事の打ち合わせの為である。
 ミカエルたちが二人のアパートに着くと、人だかりができている。
 「一体どうしたんです?」ミカエルがそこにいた老人に聞くと、銃声が聞こえたという。
 ミカエルが急いで部屋に入ると、ダグとミアは死んでいた。脳天を銃弾で貫かれていた。
 警察は、リスベット・サランデルを指名手配にした。

アリババと40人の盗賊

 つい先日ニューヨーク株式市場に上場した世界最大級の電子取引サイト「アリババ」。株価は上場以来ウナギのぼりで、上場時93ドルだった株価はいまや118ドルに上る。上場時買おうかどうか死ぬほど迷った株だったが、よくわからないという理由で先延ばしにしたのが悔やまれる。今も投資しようかどうか悩んでいる銘柄。
 と言った話は置いておいても、いまや世界中で名の知らぬ者のいない「アリババ」の元ネタが、アラビアンナイトに出てくるこの「アリババと40人の盗賊」である。アラビアの人間が作った話かと思ったら、18世紀にフランス人によって考案されたのだと言う。少しがっかりである。
 開け、ゴマ
 あまりにも有名なこのセリフも元ネタはこの話である。
 前述の「アラビアンナイト」同様、原作を大きく変えた話になっている。
 以下、原作の話を引用したいと思う。
 「昔、ペルシャの国に、貧乏だが真面目で働き者のアリババという男がいた。ある日、アリババは山で薪を集めている最中に、40人の盗賊たちが奪った財宝を洞穴の中に隠しているのを偶然目撃した。洞穴の入口をふさぐ岩の扉が、「おいシムシム(胡麻)、お前の門をあけろ!」という呪文の言葉と共に開き、盗賊たちが洞穴の中に入ると自動的に岩の扉が閉まる。しばらくすると再び岩の扉が開き、盗賊たちが外に出て来た後、扉は再び閉まった。その一部始終を木の陰に隠れて見ていたアリババは、盗賊たちが立ち去るのを待って自分も洞穴の中に入り、財宝の一部を袋に詰めて家に持ち帰った。
かくしてアリババは大金持ちになったが、金持ちで強欲なアリババの兄・カシムがそのことを不審に思い、財宝を手に入れた経緯をアリババから無理やり聞き出し、カシムも財宝を狙って洞穴に忍び込んだ。ところが、財宝に夢中になって再び扉を開ける呪文を忘れてしまい、洞穴から出られなくなったところを、戻って来た盗賊たちに見付かり、カシムはバラバラに切り刻まれて惨殺されてしまった。
カシムがいつまでも帰って来ないのを心配したアリババは、翌日になって洞穴へ向かい、盗賊たちの手でバラバラにされたカシムの死体を発見した。アリババはカシムの死体を袋に入れて密かに持ち帰り、カシムの家に仕えていた若くて聡明な女奴隷のモルジアナと相談の末、遠くの町から仕立屋の老人を呼んで、死体を縫い合わせてもらい、表向きはカシムが病死したことにして、内密に葬儀をすませた。その後はカシムの家と財産もアリババの物になり、アリババはカシムの一人息子を養子にして、この上もなく恵まれた身分の男になった。
一方、財宝の一部と死体が持ち去られたことに気付いた盗賊たちは、死んだ男の他にも仲間がいると考えて、すぐに捜査を始め、死体を縫い合わせた老人を見付けて、情報を聞き出すことに成功した。そして、老人の協力でアリババの家(元・カシムの家)を見付けた盗賊たちは、頭領が多数のロバを連れた旅の油商人に変装し、ロバの背中に乗せた油容器の中に手下たちが隠れ、アリババの家に一夜の宿を求めて泊めてもらうという作戦で家の中に入り込み、家の人々が寝静まるのを待ってアリババを殺そうと画策していたが、庭に運び込まれた油容器の中身が盗賊たちと気付いたモルジアナは、一つだけ本物の油が入っている容器を探し当てると、急いでその油を台所に運び込み、大鍋に入れて沸騰させ、煮えたぎった油を全ての容器に注ぎ込んで、中に隠れている盗賊たちを一人残らず殺した。そうとも知らず夜中に寝床から起き上がり、仕事に取りかかるために手下たちを呼ぼうとした頭領は、容器の中をのぞき込んで手下たちの全滅を知ると、驚いて単身アリババの家から逃げ去った。
しばらくの後、盗賊の頭領は偽名を使って宝石商人になりすまし、カシムの息子が経営する商店の近所に住みついて彼と親しくなり、アリババの家に客人として招かれた。頭領は服の中に隠し持った短剣でアリババを殺すつもりだったが、またしても客人の正体を見抜いたモルジアナは、余興として客人に舞踊を披露すると言い、彼女も短剣を持って踊りながら隙を見て頭領を刺し殺し、アリババ達に客人の正体を晒した。
かくして40人の盗賊たちは、聡明なモルジアナの機転で全員返り討ちにされた。この功績によって、モルジアナはカシムの息子の妻になり、洞穴の中に残っていた莫大な財宝は国中の貧しい人たちに分け与えられて、アリババの家は末永く栄えた。」
 WIKIより転載。
 映画版では、舞台がバグダットになっており、時代は13世紀半ば、モンゴル族によるバグダッド陥落を背景にしている。
 アリババは正統カリフの末裔という設定になっており、父はモンゴル軍と勇敢に戦っていた。しかし、宰相であるカシムに裏切られ、モンゴル軍の奇襲を受けて、死ぬ間際に息子のアリに王家の紋章を託し死んでしまう。
 アリババを演じるのは「アラビアンナイト」でハルーン王を演じたジョン・ホール。フラグ・ハンの許嫁を演じるのは同シェヘラザードを演じたマリア・モンテス。
 イスラムとモンゴルの戦いをアメリカのハリウッドがドミニカ出身の女優に演じさせるという国際色豊かな映画である。
 映画の中では、徹底的にモンゴル軍が悪玉として描かれる。これは、映画公開時1944年、すなわち日本との戦争の最中であったことと無関係ではないであろう。黄色人種=悪の図式を国民に植え付けたかったに違いない。
 もっとも、実際のモンゴル軍の襲撃たるや、映画の100倍はひどいもので、伝染病で死んだ死体を敵の城に投げ入れたり、自分の所の兵士ではなく、占領した土地の兵士を戦わせていたりした。占領された土地の兵士は、家族を人質にとられた挙句の果てに、モンゴル軍が後ろで弓を構えていたので、戦わざるを得なかったらしい。日本に来た元軍も、実際にはほとんどが朝鮮人だった。タタールのくびきなどという言葉でも知られ、のちに「黄禍論」の元にもなった。
 ちなみに、映画で出てきた敵役フラグ・ハンは、フビライ・ハンの弟であり、「イル・ハン」の名称でも知られる。「アラビアンナイト」に出てきたハルーン王を輩出したアッバース朝を滅ぼした人物で、「イル・ハン」国の創始者でもある。
  実際のカリフは、モンゴルに降伏後たったの一日で処刑されてしまったらしい。フラグによるバグダッド破壊は徹底していたようで、当時を示す当代の資料は一つとして残っていないそうで、タリバンも真っ青の愚行である。
 モンゴル軍が何を目的としてここまでの征服活動を行ったのかよくわかっていない。彼らは占領先のあらゆる文化を破壊しつくしてしまったので、資料に乏しいようである。歴史を残すことに関しては定評のある中国ですら、歴史を書き記すことが出来ず、「元朝秘史」という、その名の通り秘密文書のみが残っている程度だそうだ。
 名作「蒼き狼」の作者井上靖は、そのあとがきにて、モンゴル軍の目的が分からず、あれだけの大帝国だったにも関わらず、資料が少なすぎて苦労した、という書いていた。
 

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 映画内でも「タイラント」の名称で呼ばれていた。
 現在、世界中の人間の4人に1人は、モンゴル人の遺伝子を含んでいるそうである。
 モンゴル恐るべし。

アラビアンナイト

 ふと立ち寄った本屋で、300円で買ったDVD。
 観た後の感想は、
 面白いは正義
 これでもかというぐらいの原作無視が、ここではむしろ心地よかった。
 
 この映画の見所
 ・とにかくテンポがよい。
 面白いハリウッド映画の特徴として、テンポがよいというのがあると思う。この映画は次から次へと話が展開していくので、見やすいし飽きない。ストーリーも王道的で、古き良きハリウッドと言った感じで個人的には好きである。
 ・キャラクターが良い。
 アラビアンナイトオールスターと言った感じで、アリババ、シンドバッド、アラジン、ハルーン・ア・ラシード、シャヘラザードと言った役柄が登場。
 主人公はとてつもない二枚目俳優ジョン・ホールが演じるハルーン王。
 慈悲深く二枚目で、いかにも主人公。原作のアラビアンナイトにも登場し、主人公格。この映画はハルーン王と兄の王位継承に、ヒロインであるシェヘラザードとの恋愛を絡めたコメディ映画であると思う。
 涙はないけどとにかく笑える。
 シンドバッド、アリババ、アラジンはサーカス団で働いている曲芸師になっている。
 シンドバッドは事あるごとに「船乗りだった時は…」を繰り返すし、アラジンは6年前にランプを亡くし、目についたランプを全て擦る。
 アリババだけは格別頭のいい少年として描かれている。
 ここまで原作を変えるとむしろすがすがしい。

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ちなみに、原作の「アラビアンナイト」の話は、サマルカンドの王シャフリヤールが、妻と黒人奴隷の不貞を見て後気が狂い、国中の処女を性行の後殺すという凶行を行っていた。
 国中の処女は大臣の娘のシェヘラザードのみとなる。バカ王シャフリヤールがシェヘラザードを殺そうとしたその時、彼女は物語を始める。
 日本の御伽草子よろしく、最初はそれほど物語の数も多くなかったようであるが、次々に創作が始まり、今の形に至ったようである。
 有名な「アラジンと魔法のランプ」や「アリババと40人の盗賊」「船乗りシンドバッド」などもこのアラビアンナイトのストーリーである。
 ちなみに、この映画の主人公でもあり、アラビアンナイトにも登場するハルーン・ア・ラシード王は実在の人物である。
 アッバース朝の第五代カリフ(カリフは預言者であり、王はスルタンなので、この映画の日本語訳である「王」の尊称は厳密には誤りである。先のサマルカンドの王シャフリヤールはスルタンなので王。カリフはイスラム教の創始者ムハンマドの正当後継者であり、その地位はいまでもイスラム教を分断するほどデリケートな問題。ちなみにアッバースはムハンマドの叔父で、ハルーン王はその子孫。ムハンマドの娘婿であるアリーの一族のみを正当後継者であるとするのがシーア派)で、アッバース朝全盛期の王。イスラム史に残る名宰相ヤフヤー(のちに追放)の助けもあり、イスラム世界の黄金期を築いた。
 なお、母親は元奴隷であるハイズラーン。
 イスラム諸国家には奴隷出身の王もおり、がちがちの封建制度を採用していた西洋諸国家とは大いに異なっている。西洋諸国の身分制度は強固で、ナポレオンでさえもそれ崩せなかったほどである。実際にはシンデレラストーリーは西洋には存在せず、東洋には散見される。
 なお、ハルーン王の活躍は8世紀後半以降であるが、この頃から黒人奴隷を使用していた文献が見られ、供給地はやはりアメリカであると考えられているようである。西洋人は後にこの制度を流用したのであろう。この度のリベリアの問題や、いまなお続く人種差別の根源が、このあたりにあるのかもしれない。
なお、この映画の公開は1942年。第二次世界大戦中である。
 日本が「欲しがりません勝つまでは」などと言いながら竹やり持って戦車につっこんでいた頃、アメリカは白雪姫やこの映画を作っていた。
 勝てる訳のない戦争だったのだ。

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 ちなみに、ハルーン王はドラエモンの映画「ドラビアンナイト」にも出てくるので、見ていない方は是非見てほしい。

妖怪ウォッチ2 強い組み合わせ

妖怪ウォッチ2にはいくつか強い組み合わせがあるので、紹介してみたいと思う。

にくくい男・やまたん
にくくい男・イサマシ族

にくくい男はスキル「肉食オーラ(敵も味方も攻撃しやすくなる)」を持つウスラカゲ族の妖怪で、憑りつきは「力大アップ」と優秀。スキル「ガード崩し」を持つやまたんや、超攻撃力を誇るイサマシ族の面々との相性が抜群。ミツマタノヅチ対策、ダブルブロッカー対策をかねる。
これだけダブルブロッカーやノヅチが流行っている昨今、この組み合わせはトップメタになりうると思う。ちなみに元祖限定。
オオツノノカミ・しわくちゃん(ふじみ御膳)
これはかなり有名な組み合わせ。スキル「老いゾーン(敵も味方も攻撃がよけられない)」をもつしわくちゃん、ふじみ御膳と、優秀なスキル「ガード崩し」を持つものの、極端に命中率の低いオオツオノカミの組み合わせ。
個人的にはクサナギやマサムネに爆音鳴らしの魂をつけた方が強いと思う。

ムリダ城・花咲爺(ババァーンなど)・シロカベ
ムリダ城・影オロチ・シロカベ

花咲か爺やババァーンのスキル「おせわ(両隣の妖怪の体力を少しづつ回復)」や極楽の術を使ってダブルブロッカーを回復する組み合わせ。やっと倒した壁がまた復活かよ!!
ダブルブロッカーに壺ガード魂(ガード時の防御とてつもなくアップ)をつけたい場合は「隠密」のスキルを持ち、極楽の術も使える影オロチも強い。こちらは終盤必殺技によるフィニッシャーの役割も期待できる。

バカ頭巾・フシギ族 バカ頭巾・ミツマタノヅチ

バカ頭巾は強い。持ち物が二つ持てる上に憑りつきで妖力が超アップする。犬神と組み合わせると、フシギ陣発動+妖力超アップ+妖気ブースト。個人的には最強の組み合わせだと思う。
また、ミツマタノヅチと合わせるのも恐ろしい程強い。超強化された妖術が全体攻撃になる。壊滅しないわけがない。
認MEN・やみまろ
憑りつきの効果で一番恐ろしいのは必殺技を打てないことである。お祓いを封じる認MENと、憑りつき必中のやみまろの組み合わせ。ノヅチに弱いうえに、対策されると弱いが、超強力な組み合わせである。
子供には人気ないだろうなぁ。
雨女・ミツマタノヅチ
晴れ男・ミツマタノヅチ
ひとまか仙人・ミツマタノヅチ

言わずと知れた最強コンボ。
ノヅチの妖術を大滝に変えて威力アップをする雨女(スキル大雨は敵味方全員の水属性のダメージアップ。重複あり)との組み合わせ。
スキル「炎天下(敵味方全員の炎技の威力アップ)」を持つ晴れ男との組み合わせ。
それら増幅された妖術を打つ回数を増やすひとまか仙人。
これは強い。
この組み合わせを破るのは容易ではないが、先述したにくくい男を使うか、唐傘魔人を使うのが有効。ひとまか仙人より早い妖怪に閃光魂を持たせるのも対策としてあり。
結局ノヅチが強いんだよね。。

おすすめSランク妖怪

Sランク妖怪はどれも強い。ので、その中でも特に強い妖怪を独断と偏見でランキング形式にして紹介したいと思う。

十位 吹雪姫

ここはかなり迷った。候補が多すぎたのだ。しかし、ブシニャンへの強さから吹雪姫を推したい。素早さも高いし、純粋な攻撃性能も高い。憑りつきもなかなかいい。
欠点は防御性能の低さと、ノヅチに弱いこと。
おすすめ装備は犬神の魂(妖力+45)。

九位 やまたん

レジェンドだし、強そうなのに使うと残念。
この妖怪は攻撃力も妖力もHPも高い。スキルもガード崩しだし優秀なはずなのだが…
いかんせん、攻撃して欲しい時に攻撃してくれず、防御も低いので以外に脆い。弱点がミツマタノヅチとかぶるのもマイナスか。
にくくい男とのコンボを使えば強そうだが、使ってみるとなぜかあまり強くない。
もっとも、決して弱くはない。
おすすめ装備は、オオクワノカミの魂(攻撃+45)。攻撃力を上げてひたすら殴れ!!

八位 山吹鬼

レジェンドだし、スキルも強いし、とにかく強い。が、素早さが低いためか攻撃もよく外す。必殺技も強いけど外す。対象が一体だけなのもマイナスか。
ゴーゲツ族なので、ダブルブロッカーとの相性はとてもよいし、単体での攻撃力は最高である。
おすすめ装備は命取りの魂。

七位 花咲か爺

心おばあの上位互換。
人によって評価は分かれると思う。
高い素早さ、気絶さえ直す必殺技、両隣を回復させる優秀なスキル。
ある意味チート級の強さなのだが、復活技が成功することは少ない。
強力なイサマシ陣やミツマタノヅチが横行する現在では、回復が間に合わないことが多いのだ。
それに、回復役はBランクに優秀な妖怪が多いので、そちらで十分だとも思う。Sランクは高い攻撃性能、Aランクは高い防御性能、Bランク以下は回復などのスキル重視、というパーティが個人的には強いのでこの位置。
もちろん強い。両隣にダブルブロッカーを置いても強いし、ホリュウやあせっか鬼を配置して花咲か爺の妖力をブーストしてもよい。ボー坊で必殺技を回避しながら妖力が溜まるのを待つのも強い。
おすすめの持ち物は、えんらえんらの魂や、イザナミの魂。
ストーリーであやとり様や黒鬼を倒すのには必須の妖怪。

六位 天狗

能力値はSランク最低だが、専用装備がチート級に強い。素早さと妖力が100アップって。それでも他のSランクと同じくらいの能力総合値になるのだが。
ほむら天狗よりも天狗の方が強い。理由は、属性である。天狗の嵐の術はダブルブロッカーにとても強い。テングの存在のせいで、ダブルブロッカーをロボニャンにすることもある程。ただし唐傘魔人には注意。
装備は天狗のうちわ一択。コンビとしては、ばか頭巾と共にフシギ陣でさらに妖力アップ。手が付けられない火力になる。跳ね返されると悲惨。

五位 うんちく魔

ご存じバスターズ最強の妖怪にして、最も友達になりたくない妖怪(笑)
スキル「うんちく」の使い方によって評価の変わる妖怪。
唯一、敵味方の妖術の属性を無属性に出来る。すなわち、味方の弱点を帳消しにでき、晴れ男ノヅチパーティや雨女ノヅチパーティを弱体化させることが出来る。他にはダブルブロッカーパーティに組み込んでさらに防御力を上げるのもいい。能力値も優秀なら必殺技も優秀。認MENとのコンボは強力の一言。

四位 イザナミ

イザナミの強さは四点。
まずは属性の優秀さ。水タイプは炎タイプに強い。すなわちミツマタノヅチに強い。
次に憑りつきが強い。全スタータスUPはとてつもなく強い。Sランクに憑りつけば恐ろしく強くなる。
そして必殺技の強さ。一部のチート級必殺技には劣るが、200の攻撃力は伊達じゃない。元々の妖力も高いのも魅力。
最後に、何と言ってもスキルが優秀。憑りつき無効は強い。認MENパーティは下手すれば崩壊し、相手の行動を一回無効に出来るということは、一回こちらが多く行動できるのと同じ効果をもたらすのである。
おすすめ装備は影オロチの魂か犬神の魂。序盤は仲間の能力を上げ、後半は必殺技で敵を一掃。

三位 なまはげ

優秀なイサマシ族、優秀なスキルである刀狩り、優秀な攻撃力、優秀な必殺技、文句のつけようがない妖怪。一位になれないのは、もっと強い妖怪がいるからに他ならない。炎が弱点なのでノヅチに弱い。

二位 犬神

レジェンド妖怪達を差し置いて二位。
この妖怪の強さは三点。
一つ目が属性。
氷属性はブシニャンに強い。これだけで長所になる。ただし、ミツマタノヅチに弱いので同時に短所にもなる。
二つ目はスキル。
必中のスキルはやはり強い。
三つ目は必殺技。
全体に攻撃でき、ブシニャンを一撃で葬りされる。妖力を上げて攻撃力を上げるもよし、妖気をブーストするもよし。とにかく強い!!
おすすめの装備は犬神の魂(妖力+45)か、影オロチの魂。ガマンモスの魂で行動回数を確保するのもありか。

一位 ブシニャン

言わずと知れた最強妖怪。ブシニャンの強さは四つあると思う。
一つはスキルが強い。
クリティカルが出れば攻撃大アップ。元々高い攻撃力が更にアップ。命取り(鬼食い・草薙)の魂を持たせれば、最強クラスの攻撃力を誇るようになる。閃光斬りが三回攻撃なのも、スキルとの補完が出来ている。
二つ目は必殺技が強い。
かつお武士斬りは合計威力250の全体攻撃。攻撃回数は10回で、それぞれにクリティカル判定がある。えんらえんらなどと組み合わせて妖力ブーストすればとてつもない攻撃力。
三つ目はイサマシ族であること。
イサマシ陣を使えばさらに攻撃力アップ。
四つ目は素早さ。
このゲームの素早さは実に重要。なにせ素早さによって命中率、回避率、行動回数が決まる。ブシニャンは素早さが早い。
すなわち、統合するとブシニャンは、スキルや必殺技が強力で、命中率、回避率と攻撃力が高く行動回数も多いのである。
結論、ブシニャン最強。
もちろん、これ以外にも強い妖怪はいる。しゅらコマやキュウビだって強いぞ、という意見はあると思う。実際最強の必殺技を持つのはしゅらコマだし、最強の妖力をも誇っている。スキルだって悪くないのが、属性が悪い。ノヅチとダブルブロッカーに対する有効だがないのだ。
クサナギも強いと思う。が、まさむねで代用できてしまうのと、必殺技が単体なのでランクインしなかった。虫歯伯爵の魂を持たせればブシニャンに近い性能になる。
他にもプラチナカクや百鬼姫、コンボが強力なオオツノノカミなどがいたが、残念ながらランクインには至らなかった。

もっとも、後で意外なコンボが見つかって覆るかも知れないし、真打ではこれらの妖怪に特に強い妖怪が出るかも知れない。

進撃の巨人の謎

 この記事はネタバレを含みます。
 進撃の巨人は、カテゴリーとしてはダークファンタジーに含まれるが、多分にミステリーの要素を含んでいる。
 以下謎を列挙してみようと思う。
 ・「アッカーマン」姓の謎。
 ・ライナー・ベルトルトの故郷
 ・猿の巨人
 ・そもそも巨人はどこから来たのか?
 ・壁の中の巨人の正体
 ・レイス家の家督争い
 
 ・ケニーはなぜヒストリアを殺そうとしたのか?
 ・グリシャ・イェーガーとは何者か?
 ・etc

 ・「アッカーマン」姓の謎。

 ミカサ=アッカーマン、リヴァイ=アッカーマン、ケニー=アッカーマン、超人間的能力を持つ三人が「アッカーマン」姓である。三人とも巨人を上回る力を持っており、不明な点が多い。レイス家の能力と言い、血統に関わる話である。
 ・ライナー・ベルトルトの故郷
 ライナーとベルトルト、アニは壁外から来たのは間違いがなさそうである。
 「おのれ悪魔の末裔め!」「知らなかったんだ、壁の中にもこんな奴らがいるなんて」と言ったセリフから、壁の中には外道しかいないと教えられていたのであろう。壁の外にも人間の住む場所があるのは間違いがなさそうである。おそらく、壁の中にいる人間達との抗争に敗れたのであろう。
 問題なのは、そいつらがどうやって巨人の脅威を逃れているのか? である。
 巨人化したとしても、巨人には襲われる。むしろ優先的に襲われる。どこか高台にでもあるのだろうか?
 「やっとかえれるぞ」というベルトルトのセリフから、三人は「座標」を持って帰るという任務を帯びていたようである。わずか13歳の少年に、一体だれが命じたのか?
 ・猿の巨人
 ユミルの話によれば、ライナー・ベルトルトは猿の巨人を見て、故郷に帰れると判断したらしい。
 この点がまるで分らない。ライベルと猿の巨人は何か関係があるのか?
 猿の巨人についてわかっているのは、
 ・壁を登れる
 ・とてつもなく強い
 ・人間を巨人に変えることが出来る
 という点である。中には人が入っているのか、それとも猿なのか? 重要な謎を残したまま、かなり長い間出てこない。
 ・そもそも巨人はどこから来たのか?
 特殊な注射を打つと、人間は巨人になってしまう。そうなると、かなりの人数に注射をしたことになる。なんのために?
 ここからは個人的な妄想であるが、巨人は生物兵器なのではないだろうか? 昔二つの勢力が争っていた。決着はつかず、闘いは長引く。死んでいく兵士たちを見て、ある天才科学者が人を最強の兵器にする方法を開発した。戦争は一気に決着がつくかに思われたが、もう一方の陣営は、巨人を操る能力である「座標」を開発した。座標の持ち主はやがて王となり、壁を築いた。なんてのはどうだろう。
 
 ・壁の中の巨人の正体
 壁の中には巨人が敷き詰められている。
 また妄想を垂れ流す。
 座標を持った王家は、自らの権力を盤石にするため、大きな壁を築いた。壁の素材は巨人やその他の攻撃に備えて最強硬度を誇る硬化巨人。対立陣営側がどんな兵器を持とうと大丈夫なように。そもそも、対立陣営側は巨人にやられて勝手に死滅すると思ったのかも知れない。
 ・レイス家の家督争い
 真の王家たるレイス家には家督争いが起こったらしい。それはユミルとアニがそれぞれ聞いている。しかし、レイス家の跡取りは全てグリシャによって惨殺された。家督を継ぐべきものはヒストリアしかいないはずである。
 
 
 ・ケニーはなぜヒストリアを殺そうとしたのか?
 
 更に謎なのはこの行動である。ロッド・レイスがヒストリアを迎えに行ったのは跡取り全滅後である。残った唯一の子供を引き取ろうとしたロッド・レイスの行動を、ケニー・アッカーマンは止め、あまつさえ唯一の生き残りを殺そうとする。この行動には謎が残る。
 ケニーは王であるロッドの命令を聞いているのではないのか?
 ヒストリアは後に死亡率90%を超える調査兵団に入り、何度も死にかける。実際に死んでしまえば跡取りはいなくなる。
 また妄想タイム。実はロッドにはほかに子供がいるのではないだろうか? そう考えれば、確かに家督争いが起こるのも納得がいく。
 なんやかんやあってやっぱりヒストリアがいいとなり、今回ヒストリアに座標を渡すことにしたのかも知れない。
 いづれにせよ謎である。
 ・グリシャ・イェーガーとは何者か?
 いまや一番の謎かも知れない。
 グリシャはかつて伝染病の抗体を持ってやって来た。壁外からか、元々壁内にいたのか? ライナーやベルトルトらの故郷出身なのか? なぜレイス家の人間を根絶やしにしようとしたのか? なぜエレンに座標を継がせる必要があったのか? わからないことだらけで、行動が矛盾している。地下室の謎もこの部類に入る。もう何年も、「ワンピース」の正体並に引っ張っている。
 グリシャはレイス家が座標もちだとして知っていた。ライベルは誰が座標を持っているのか知らない。
 このことから、グリシャとライベルが味方同士とは思えない。そもそも、レイス家が本当の王家だと知る人間は少ない。さらに、グリシャは人間を巨人化させる方法を知っており、かつ自分も知性巨人だった。にも関わらず、家族を一番危険なシガンシナ区に住まわせていた。
 この部分をきちんと解決しなければ、進撃の巨人は世紀の駄作になってしまうだろう。
 是非、誰も予想しなかった展開を見たいと思う。
 他にもあるけど、今日はこのぐらいにしようと思う。
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