好評かどうかはわかりませんが、第五回初心者の為のポケモン講座を開きたいと思います。
第一回 http://fanblogs.jp/keller/archive/111/0
第二回 http://fanblogs.jp/keller/archive/143/0
第三回 http://fanblogs.jp/keller/archive/144/0
第四回 http://fanblogs.jp/keller/archive/146/0
前回はパーティの組み方を中心に書きました。
今回は対策すべきポケモンと戦術について書きたいと思います。
基本的に、使用率の高いポケモンについては、対策を考えておきましょう。
参照
http://fanblogs.jp/keller/archive/133/0
例えばファイアロー対策にドサイドンをパーティに組み込む、みたいなことですね。
これがなかなか難しく、個別のポケモンについて対策していくと、それだけでパーティが一杯になってしいます。
そこで考え出されたのが「受け」の理論です。
例えば、ハピナスはとても高いHPと、とても高い特防種族値を持っています。
ハピナスは更に「たまごうみ」という、最大HPの半分の量を回復できる技を持っています。
すなわち、ハピナスに50%のダメージを与えられなければ、ハピナスを倒すことが出来ないのです。
参考までに、最高の特殊攻撃力を誇る眼鏡ラティオスのりゅうせいぐんが、H252無補正ハピナスにダメージ割合:35.6~42.3%です。眼鏡サザンドラの気合玉ですら、ダメージ割合:43.1~50.8%です。
純粋な特殊アタッカーではハピナスを突破できないため、ハピナスは特殊受けとして成り立つ訳です。
物理受けとして使われるポケモン
・クレセリア
・ヤドラン
・メガフシギバナ
・ポリゴン2
・エアームド
特殊受けとして使われるポケモン
・ハピナス
・ラッキー
・メガフシギバナ
・ポリゴン2
・チョッキバンギラス
ポリゴン2やクレセリアの人気が高い理由がよくわかりますね。
この二体のポケモンは、物理にも特殊にも強いです。
ですが、耐久キラーと呼ばれるポケモンには弱いです。
耐久キラーとして使われるポケモン
・メガゲンガー
・ヒードラン
・身代わりもちギルガルド
・ゴチルゼル
などです。耐久型は、基本的には段々とダメージの増えるどくどくに弱いです。また、特性影ふみと挑発の技を持っているメガゲンガーは、耐久キラーとして活躍しています。
もっとも、特性自然回復、持ち物ぬけがらなどを持つハピナスなどもいるので注意です。
幸いハピナスは物理耐久はないので、なんとか倒せます。
パーティを組む時は、どのポケモンで耐久を崩すのかを考えておきましょう。
以下、このように、パーティを組む際に最低限考えておかねばならない戦術やポケモンを記載します。
注意すべき戦術① 耐久ポケモン
基本的にはメガゲンガーで対応できます。
他には、HP振り挑発ファイアローや、身代わりどくどく持ちギルガルドなども挙げられます。
メガルカリオなどの超攻撃力を持ったポケモンや、剣の舞叩き落とすもちキリキザン、ハッサムなど超高火力で落とすことも可能です。
注意すべき戦術② 催眠
きのこの胞子をくらったポケモンは、100%眠ります。
眠ってしまえばポケモンは行動できません。
最悪、眠らせられたまま試合終了なんてこともあります。
きのこの胞子自体は昔からあったのですが、使えるポケモンがパラセクトしかおらず、しばらくは誰も使わない戦術だったのですが、キノガッサの登場と、気合のたすきの登場ですべてが変わりました。キノガッサに関しては、ポケモンを作った側の完全にミスだったと思います。他にもドーブルやモロバレルが使います。複眼ビビヨンの眠り粉は命中率が95%を超えるので、この範疇に入ります。
対策: まず、草タイプには利きません。タイプも考えれば、草・毒を持つポケモンは十分な対策となります。フシギバナやウツボットなどです。
他には、「防塵ゴーグル」を持たせる方法もあります。
サンダーに防塵ゴーグルを持たせれば、基本的には解決するはずなのですが、ゲームフリーク(株式会社ポケモンのこと)は何を血迷ったかキノガッサにテクニシャンの特性を与えました。キノガッサがサンダー交代読みで岩石封じをうつと、サンダーは半分以上HPが削られます。さらに素早さも下がります。
催眠の一番恐ろしい所は、パーティの構築の自由が低くなってしまう所です。
眠らせられたまま終わる試合なんて、面白くありません。
これが原因で対戦を辞めてしまった人間は山のようにいると思います。
私も一時期辞めました。
面白くなくなるんです。
なので、次の項でも説明しますが、パーティに一体は必ずラムの実を持ったポケモンを用意しておきましょう。
もしくは、メガフシギバナを使いましょう。キノガッサは息が出来ないはずです。
注意すべき戦術③ いたずらごころ
ゲームフリーク最大の失敗ですね。通称害悪ポケ。ポケモンを廃れさせる最大の原因である「いたずらごころ」についてです。
この特性を持つポケモンは、変化技が必ず先制で打てます。
最悪、きのこのほうしさえ先制で打てます。
もちろん、きのこのほうしを覚え、いたづらごころを持つポケモンはいませんが、レパルガッサという戦術を使えば、レパルダスがきのこのほうしを打てます。おにびや自己再生も先制で打てます。
他には、コットンガードを先制で打てるエルフーンや、電磁波を先制で打てるボルトロスがいます。
そして何より最悪なのが、クソ鍵のあだなで呼ばれる最悪の害悪ポケモン「クレッフィ」です。
基本的な構成はこうです。
いばる・いかさま・電磁波・みがわり 持ち物 食べ残し
最初にいばるで混乱させ、運で攻撃を回避した後みがわりを貼り、再び混乱するまで身代わり続け、電磁波を打ち、上がった敵の攻撃力を悪用し、イカサマで攻撃する。
意地と性質の悪いポケモンです。
コイツの嫌な所は、壁張りもできる所です
こいつで壁を貼った後、メガガルーラが飛んできた日には…
対策:ラムの実を持ったポケモンを用意する。
特にラムの実をもったガブリアス、通称ラムリアスは一番の対策です。電磁波もききません。
攻撃力の上がったガブリアスの地震で、鍵野郎を粉砕しましょう。
進撃の巨人のザックレー総統の気持ちがよくわかる瞬間です。
他には、挑発を持ったボルトロスが有効です。
毒には毒をもって制す。
この害悪に関して一番恐ろしいのは、他の害悪に有効な「挑発」が意味をなさないことです。
相手が先制で打ててしまうので、どうしても挑発をこちらがする前に何かされます。アンコールも同様です。
この特性を考えた人は、反省して欲しいと思います。
この一つの特性のおかげで、大分対戦が面白くなくなっています。
メガヤドランが登場したことで、メガしないまま特性マイペースのヤドランを使う手もあります。
もっとも、クレッフィを使ってやがる奴も、威張ったところで確率は50%なので、勝率は安定しないと思います。
最悪、攻撃力の二倍になったポケモンだけが残ることもあるからです。
そのせいか、レート1800を超えると、途端にクソ鍵が減るように思えます。
いても、ほとんどが壁張り型です。
なので、一番の対策は、レートを上げることかも知れませんね。
注意すべき戦術④ 無限グライオン 無限キノガッサ
いたずらごころに比べれば10000倍マシですが、一般に害悪と呼ばれます。
ポイズンヒールは毒状態ならHPの8分の1を回復できる技です。守れば4分の1回復します。すぐに身代わりが貼れます。たまに岩石封じかはさみギロチンで攻撃します。
対策:ハイパーボイス(各種スキン)
いたずらごころに比べれば1000000倍マシな理由はこれです。身代わり貫通のハイパーボイスで、さっさと沈めてやりましょう。挑発もちゃんと利きます。もしくはみがわられる前に一撃で粉砕してやりましょう。
注意すべき戦術⑤ ちいさくなる瞑想ピクシー
ラッキーの場合もありますが、特性「天然」か「マジックガード」を持つピクシーが厄介です。顔も相まってかなりむかつきます。
ちいさくなると、命中率がかなり下がります。アッキの実を持っている場合が多いので、防御も上がります。後は瞑想を積み、相手をおもちゃにしましょう。与えられたダメージ? つきのひかりで回復さ!!
対策:必中の技、もしくは小さくなるに二倍の技をうちましょう。
と言っても、ドラゴンダイブは無効です。フェアリーなので。
毒タイプのどくどくは、天然なら利きますが、マジックガードなら利きません。
ハッサムに燕返しをおぼえさせるのが一番ですが、技のスペースが難しい所です。
ここもやはりメガゲンガーが有効です。特に滅びの歌メガゲンガーには、ピクシーはなすすべがありません。挑発をもったボルトロスもよいでしょう。攻撃技はムーンフォースだけなので、フェアリーを四分の一にできるヒードランもいいですね。ほえるや吹き飛ばしも利くので、持っておくと便利です。ラグラージやバンギラスにおぼえさせるのもよいでしょう。
他にも勿論対策すべき戦術やポケモンは山ほどいます。
ここに挙げたのは、最低限対策していないと、対戦が楽しめなくなるレベルの戦術です。
なので、パーティ構築の段階から上記のポケモン対策をしっかり練り、楽しい対戦をしましょう。
害悪なんぞに負けるな!!!
ここまで来たらもう初心者卒業、立派な中級者です。
そのうち、中級者用の記事も書きたいと思います。
それでは。