一気に読者の方の平均年齢が上がりそうなタイトルですね。
今日はお休みだったというのもあるのですが、病院に行ってきました。
いつの頃からかは知らないのですが、肝臓の調子がよくなく、軽い肝機能障害を起こしていました。
それに伴い合併症まで出てしまい、一時期は本当に大変でした。
先ほど病院に行ってきたところ、あらゆる数値が正常に戻っていたので、まずは一安心と言った所です。
まずは用語解説から
尿酸値 尿酸とは、一般にプリン体として知られている物質です。簡単に言うと、体内の細胞の老廃物です。
プリン体は尿(水分全般)に溶けやすい為、尿酸と言う名がつきました。
これが体内にたまってしまうとよくないんですね。
よく聞く「尿酸値」という言葉は、この尿酸がどれほど体内に残っているかという数値です。
基準値としては、4.0から7.0の間がよいとされています。
ALT(GPT) 肝臓の異常を表す数値です。一般的な健康診断での調査項目に含まれます。
何らかの事情で肝臓の細胞が破壊されると、これらの物質が血液内に流れだします。
この数値が高いということは、それだけ肝臓が悪いということです。
基準値としては、4~44になります。
私は三月の段階で、ALP(GPT)の数値が80近くありました。尿酸値は年齢的に調査項目に含まれていなかった為わかりませんが、かなり高かったと思います。
医者から再検査と言われましたが、行きませんでした。
そうしたら、大変なことになりました。
8月に受けた血液検査の結果は、ALT(GPT)こそ70まで下がっていましたが、尿酸値が8を超えていました。
アウトでした。
人によっては10を超えても何もない人もいるのですが、私は動けなくなり、車いすを使うハメになりました。
9月にはALT(GTP)が65に、尿酸値は正常範囲の5.8になりました。
そして今日測った所、ALPは41に、尿酸値は4.8になりました!!
その他の数値も以上なしです。。
という訳で、今日は尿酸値とALP(GPT)の数値が高くてお困りの方に向けて、どうやって数値を下げたのかを記載したいと思います。
そもそもどうして尿酸値やALPが高いのか?
私の場合はストレスでした。
ストレスのせいで内臓が悪くなり、ストレスのせいで過食気味になりました。
大学生ぐらいの時は70Kg(身長は182Cm)ぐらいだった体重は、最大で85Kgまで増えました。
今まで来ていた服が着られなくなる時のせつなさはないですよね…
そこまで増えてしまった原因の一つはストレスですが、もう一つは外食が多かったことに加え、一回に沢山食べてしまっていたことが原因でした。
食事をとる時間がほとんどなかったので、何かを食べるときは基本歩きながら食べるか、ファストフードを頻繁に利用していました。
ファストフードにしてもコンビニや駅の売店で売られているものにしても、健康については一切考えられていません。
健康を謳ってはいても、それは商品を売るための方便でしかない場合が多いです。
それに、長い時で20時間ぐらい食事ができないこともあり、そうなると一日一食か二食で済ませてしまうことになります。
これが最悪でした。結果的に大量に食べてしまうことになるのです。ピザのLサイズを食べても足りなかった時はさすがに自分でもヤバイなと思いました。
その後さすがに少し食べる量を減らして80Kgぐらいまでは落としたのですが、再びストレスからか過食気味になりました。昔お酒を暴飲していたことも影響したのか、ついにアウトになってしまいました。はっきり言って地獄のような体験でした。これをお読みの皆様は、そのようなことがないように、しっかり対策をしましょう。
尿酸値を下げる為に
まずは尿酸値が上がる原因になる食べ物を知りましょう。
という訳で、プリン体を多く含む食材ランキング!!
以下のランキングは、食材100gあたりのプリン体含有量mgの数値を表しています。
一日のプリン体摂取量が、400mgを超えないようにしましょう。
大体同じくらいの食材はひとまとめにします。
第五位 比較的高め 摂取注意
マグロ
サンマ
その他のほとんどの魚
カニミソ エビ イカ
明太子
150~170mg
魚を含め、魚介類のプリン体含有量は高めです。
参考までに肉類は、
100~150mgぐらいに落ち着きます。
ヘルシーと言われている鳥のささみは150で意外に高めです。
第四位 比較的高め 摂取注意
乾燥大豆
ホウレンソウ
170~180mg
健康にいいと言われている食品にプリン体が多いということはよくあります。
乾燥大豆は勿論、納豆も比較的高めです(113.9)
第三位 かなり高め 摂取要注意 食べない方が無難
牛レバー
牛豚内臓系
カツオ
マイワシ
くるまえび
スルメイカ
サンマの干物
190~230mg
ここら辺から危険ゾーンです。上記の食材を100gとると、一日に必要なプリン体の半分の量を満たしてしまいます。
第二位 とても高め 摂取危険
マイワシ(干物)
わかめ
大正エビ
豚レバー
鳥レバー
230~350mg
実は一般的な食材ですが、プリン体の量はとても高めです。
健康な方でも、たまに少し食べるだけにしておきましょう。
第一位 大変危険 地獄を見たい人だけ摂りましょう。
干しシイタケ
カツオブシ
ニボシ
白子
あん肝
クロレラ
ビール酵母
350~
これらの食物は大変危険です。
実は、倒れる前には私はこのあたりの食物をよく食べていました。
特に、納豆にカツオブシをかけていたのと、干しシイタケを沢山食べていたのが効いたみたいです。
知らない間に毒を食べていたようなものですね。
後述しますが、プリン体が多いのはビール酵母であって、ビールではないです。
また、お酒にはそれほどプリン体は含まれていません。
では、なぜ酒呑みは尿酸値が高くでるのか?
上記をご覧になるとわかりますが、酒のつまみにはプリン体が沢山ですね。
特にニボシの含有量は凄まじく、746mgとなっています。
毎日ニボシ100g食べたら、確実に地獄を見られるでしょう。
では、プリン体の少ない食物とは?
第五位
豚肉バラ
牛肉リブロース
ボンレスハム
70~80mg
同じ豚肉や牛肉でも、部位によって違います。
豚バラはチャーシューにも使われる部位ですが、他の部位に比べるとプリン体は低めです。
が、脂肪は多いので注意しましょう。
第四位
ベーコン
カリフラワー
えのきだけ
50~70mg
ここにベーコンがあるのが救いです。
私はほぼ毎日ベーコンを食べてくらしています。
後述しますが、私の主食はベーコンエッグです。
第三位
玄米
大麦
もやし
オクラ
そら豆
コンビーフ
ソーセージ
根菜類全般
野菜のほとんど
昆布
30~50mg
野菜のほとんどはここに属します。
やはり野菜を多くとることが、健康な体を作る基本ですね。
コンビーフは肉類の中でも断トツにプリン体含有量が低いです。
ソーセージは人類の味方です。
この食材にはどれほど助けられているかわかりません。
第二位
なめこ
カズノコ
スジコ
魚肉ソーセージ
ナルト カマボコ
さつま揚げ
白米
小麦
アーモンド
普通のシイタケ
もずく
10~30mg
小麦と白米が入っていてよかったです。
うどんもパンも大丈夫です。
ラーメンに関しては、豚骨はOKですが、トリガラや魚介系のだしはNGです。
練り製品もプリン体が少ないですね。
魚卵も、明太子はダメで、スジコやカズノコはいいみたいです。
よくわかりませんね。
第一位
イクラ
鳥の卵
牛乳
焼酎
ウイスキー
ブランデー
ワイン
ビール
0~10mg
あれ? って感じですね。
アルコールが全般的に低い。
でも、アルコールは尿酸値に悪影響を及ぼしそう。
アルコールは飲んでも大丈夫なの?
答えは、適量なら問題ないです。
アルコール類そのものには、プリン体は少ないのですが、実は体がアルコールを分解する時に、プリン体が発生します。
実際には、体の外から来るプリン体よりも、中で作られるプリン体の方が多いそうです。
なので、ワカメなどの海藻類は、食物そのもののプリン体含有量は多いですが、総合すると尿酸値を抑制してくれるわけです。
また、アルコール、時にビールは大量に飲んでしまうことが原因でもあります。
例えば、ニボシを一日100g食べるのは大変ですが、ビールを2L飲めと言われたら楽です。
結果的に、ビールから得るプリン体の量が多くなる訳です。
なので、総合すると、プリン体含有量の多い食物は食べない、また少ない食物でも多くは摂らない、ということですね。
尿酸値を下げるために何をやったか?
① 病院から薬が出ていたので、毎日必ず飲みました。
薬はフェブリクです。尿酸値を下げる薬です。
飲み忘れる人間が多いそうです。
② 外食を減らしました。
特に、牛丼屋、マック、モスバーガー、宅配ピザ、コンビニ食をやめました。
それでも外食しなければならない時は、野菜炒め定食を頼むか、素うどんを食べるようにしています。
個人的にお勧めなのは、「サブウェイ」です。
サブウェイは野菜大盛りができ、ソーセージやベーコンなどを使ったサンドウィッチを販売してくれています。
カロリーも低めに設定されているので、ダイエットにもちょうどいいですね。
③ とにかく野菜を食べました。
ポトフやなべ物を多くしました。上記のサブウェイなども含め、野菜でおなかを満たすようにしました。
なべ物は、こんぶだしを使う所が重要です。
プリン体は水に溶けやすいので、カツオだしやいりこだしなどは危険です。
どうしてもおなかがすいたら、キャベツ炒めやもやし炒めを作って食べます。
我慢のしすぎはかえってよくありません、と医者に言われたので、あまり我慢しないようにしています。
④ 歩く量を増やしました。
元々一日平均4~5Kmは歩いていたので、少しだけ回り道をしたりして、運動量を増やしました。
⑤ 仕事を減らしました。
減らさざるを得なかったです。
年収も大きく減りました。
ただ、これが一番効きました。
総括
結局重要な点は、ストレスをためすぎないこと、運動すること、食べ過ぎないこと、野菜を多く食べ、出来るだけ外食を減らすこと、だと思います。
軽く書いていますが、内臓系は一度痛めると、壊したのと同じ期間回復に必要となります。
普段からしっかり予防しなければ、本当に大変なことになるので注意しましょう。