ワンピースに覇気の設定は必要だったのだろうか?
ドラゴンボールの「気」やハンターハンターの「念」と違って、なんというか、戦闘への味付けになっていない。
「気」や「念」もおかしな所は多々あったのだが、スターウォーズの「フォース」よろしく、
なんだか自分にも出来るんじゃないか?と思わせるような何かがあった。
だが、覇気は覇気笑みたいになっている。
ワンピースは元々バトルが中心という訳ではないのだろうが、やはり戦闘が面白くない。
VSクロコダイルやVSロブ・ルッチなんかはよかったのだが、
いつの頃からか、楽勝か惨敗かになってしまった。
やはり悪魔の実の設定が軽くなってしまっていることが原因だろうか?
海賊なのに海の上で闘わないから、悪魔の実のデメリットはなくなってしまった。
覇気の登場で悪魔の実のメリットがなくなってしまった。
なんでもかんでも覇気があればいいみたいになっている。
そして残念ながらベラミーには同情する気にはなれないし、
ルフィがなんで怒っているのかよくわからない。
ハチの時も思ったのだが、奴らは昔酷いことをやっている。
関係な奴から金塊うばったり、小さな女の子誘拐したり。
そういったことが全てなくなっているようなルフィの言動には疑問符がつく。
まぁ、それ言ったらビビも昔クジラ食べようとしてたか。
それにしても、こんな状態なのになんでドフラミンゴは余裕なんだ?
味方はほぼ全滅、海軍大将に革命軍ナンバー2に麦わら海賊団に国民が皆牙をむいている状態。
銀魂は一気に空気がいつもの空気になってきた。
完全にギャグキャラと化しているが、桂の存在感はすごい。
思えば、彼も目の前で大事な恩師を亡くしている。
銀時や高杉ほどじゃないにせよ、かなり心は傷ついているはずだ。
だが、銀時も含め、買える場所があるというのはいい。
機動戦士ガンダムも最後はアムロが帰るべき所に還る訳で、
るろうに剣心も志士雄との戦いの後のただいまがよかった。
あそこで終わっていれば最高の漫画だっただろうに…
「ただいま」と言えば、「聖剣伝説 レジェンド・オブ・マナ」というゲームの
宝石泥棒編の最後に主人公が「ただいま」というシーンは泣けた。
今までしゃべらなかった主人公が、あとにも先にも発する一言が「ただいま」
あのシーンで泣かなかった人間の方が稀ではなかろうか?
レジェンドオブマナは始めこそ意味不明なゲームだったが、しっかりとやればこれ以上ないほどの神ゲーである。
PSPとPS3のゲームアーカイブかふつうのプレイステーションで出来るので、やったことのない人は是非やってほしい。
どこかで「聖剣伝説LOM」について書きたいと思う。
ちなみに、上にある「滅びし煌めき都市」を作曲したのは下村陽子さんといって、「ゼノブレイド」の作曲も手がけているすごいお人である。
残念ながらゼノブレイドクロスの作曲には参加なされていないようだが、代わりに澤野弘之さんというアニメ進撃の巨人の作曲を担当した人が作曲するそうである。
楽しみでしかたがない。
それはさておき、普段ハッピーエンドを期待しない私までが、銀魂のハッピーエンドを願っている。
銀魂は唯一、漫画史上ギャグとシリアスを融合させた漫画である。
あの鳥山明でさえできなかったことを成し遂げた空知という漫画家には敬意を表したいと思う。
おれはようやく真選組になれたよ!!
暗殺教室はようたく殺せんせーの誕生の秘密が明らかになるようだ。
それにしても、この作者は成長した。
漫画家というのは成長するというより消耗する職業なのだと思うが、こちらもやはり敬意を表したい。
漫画を描くと言うことは、我々が思っているよりもはるかにしんどいことなのだと思う。