トリコに続いてニセコイまでが急に休載となった少年ジャンプ33号
冒頭に宣伝されていたドラゴンクエストビルダーズって、マインクラフトみたいなものか?
新連載ベストブルー
悪くはないと思うのだが、どこか丁寧さに欠けているように思う。
特に主人公の少年の背景描写が雑なのではないだろうか?
テレビを観て感動して水泳を続ける。
で、そのきっかけとなった選手の名前を忘れる。
小さな島なら、大体全員が顔見知りな訳で、その孫がテレビに出ていたら島中大盛り上がりなのでは?
とか、暇そうな人間が沢山いるのになんで本土からプール監視員雇うんだとか、とにかく色々雑。
プロとしての水準を満たしているように思えないのだが、どうなるだろうか?
ワンピース
う~ん。今回どうなんだろう?
サカズキ2年間で老けすぎだろう。
色々元帥になった苦労とかあるのかも知れんが。
後、海軍大将として大量の秘密を保持しているであろうクザンを野に放っているのは管理不足この上ないと思う。
海軍の秘密情報などがだだ漏れではないだろうか?
こういうのを見るにつけ、やはり国家官僚制度の優秀さを感じてしまう。
軍隊に必要なのは規律。
それだけでないといかん。
踊る大捜査線以降、おかしな風潮が広まっているけど、警察官が自分の判断で動くなんて危険極まりないぞ? 不正や汚職だって増えているだろうし。
って、今の警察なんて不正や汚職の塊か。
しかしまぁなんというか、登場人物多すぎない?
ルーキーたち、半分ぐらいグランドラインを挫折していてもよかったと思う。
4皇に何人かやられたりして。
むぎわら一味も今回の戦いで半分ぐらいになっていた方がリアルなんじゃなかろうか?
毎回無傷なんだよなぁ。
エースや白ひげは死んだのに、他の一味が死なないってやっぱり不自然なんだよ。
作者の都合次第で死んでしまう奴とそうじゃないやつがいる。
漫画だし創作だから当たり前とかいう奴がいたら、それは文学の死だと思うよ。
昔、明日のジョーのライバルに力石がいて、作画担当のちばてつやが背を高くかきすぎた為に、無理な減量をする必要に迫られて、最後に死んでしまうという話があった。
漫画が生きてるってそういうことだよね?
明日のジョーみたいな傑作と比べるのはかわいそうだけど、ワンピースは今生きていないと思う。
登場人物たちが、まるで操り人形に見える。
銀魂
佐々木が死んでしまったか…
佐々木の奥さんと子供を殺したのはやはり信女ではなかったんだな。
しかし今回の話はどこに向かって行くのだろうか?
将軍は亡くなり、今の将軍を倒した所で、天人を倒さない限り世の中は変わらない訳で。
かと言ってこのまま天道衆を倒しに行く展開とも思えない。
朧はいなくなったけど、もっと強い虚の正体はわからず終いだし、このまま江戸には帰れないだろうし。
どうなったら解決するんだろう?
思えば銀魂の世界観って実はすごく暗くて、宇宙人の支配に何もできない侍達の物語という側面を最初から持ち合わせているんだよね。
ギャグっぽかったりシリアスっぽかったりしてるけど、根底にはどう生きていいかわからない侍達がいて、真選組は警察として、銀さんは万屋として生きていて、桂や高杉なんかはどう生きていいかわからなくなっちゃってる。
佐々木も実はそんな思いを抱きながら生きていて、銀さんや近藤さんのようにそばにいる誰かに救われているって話だったんだな。
見廻り組も、根底は万屋や真選組と一緒だった訳で、ある意味いつの時代だってどんな組織だって、根底は同じなのかも知れない。
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暗殺教室
カルマが負けるのだろうな
暗殺教室のテーマの一つに「才能のない者が才能のある人間に打ち勝つ」というのがあると思う。
少年ジャンプに限った話ではないが、主人公はいつだって才能に恵まれている。
ルフィ、ナルト、ゴン、皆父親が恐ろしく強く、才能に恵まれている人間達。
コナンや金田一少年のように他社の漫画もそう。
るろうに剣心やスラムダンクだって、主人公は恵まれた身体能力の持ち主だった。
それが悪いのでは勿論ない。
強者でない人間が強者であることを仮想体験できるのが漫画だ。
漫画だけに許された特権だ。
この作者、松井は非凡な能力を持つ天才だったが、ワンピースやNARUTOのような怪物が同時期に存在していた。
いつもその才能の差に苦しんでいたのかも知れない。
そして、その苦しみが暗殺教室を生み出したのかも知れない。
そう考えるとこの漫画が少し好きになる。
漫画を描くのに必要なのは、才能以上に想い。
そう思わせてもらえるのなら、250円の価値は十分にあるよ。