嵐の前の静けさと言った感じの会でしたね。
一気にウォールマリアへ
展開自体が速い気はしないのですが、正直ウォールマリアまではもっと時間がかかると思っていました。
途中で何匹(人)もの巨人に遭い、巨人の正体が人間だと知った調査兵団たちはそこに葛藤し…的な展開を勝手に予想していただけに、やけにあっさりとシガンシナ地区まで来たなぁというのが第一の感想です。
実際、元々は巨人は人間だと知ったら倒しにくいと思います。
迷いが出ればそれだけ剣は出にくくなる訳で。
そう言った意味で巨人にあまり出くわさなかったのは良かったかも知れません。
が、調査兵団側の切り札であるエレンの「叫びの力」が使えない訳で、元々不利な状況が更に不利になっていると言えますね。
巨人がいない不自然さ
そもそも、なぜ巨人がいないのでしょう?
巨人を操れるのは基本的にはおそらくレイス家の巨人だけな筈です。
ベルトルトがシガンシナの扉を壊した時、アニが無知性巨人を引き連れてきたと言われています。
ライナーにもベルトルトにも巨人を操る力はない。
唯一、巨人を操る力を持っていると思われるのが、
猿の巨人
です。
ミケ・ザカリアスとの交戦時、猿の巨人は確かに巨人に対して「命じ」ていました。
ただ、その力は万能とは言い難かったようですけども…
巨人を完璧でないにしても操れるのは、エレン、猿の巨人。
かつて操れていたかも知れないのは、レイス家と、そしてグリシャ・イェーガー。
グリシャがキースに発見された時、まわりには巨人がいませんでした。
グリシャ本人であるかはわからないですが、何者かが巨人を意図的に遠ざけたものと考えるのが自然でしょう。
そしてここで気になるのは、「叫びの力」がレイス家由来のものなのかどうか? という点ですね。
実は元々グリシャの持つ能力で、エレンにそれが引き継がれていたという考えも実は成り立つような気がします。
そして、ライナーやベルトルトが求めている「座標」というのは、レイス家由来のものではなく、グリシャが持ち逃げした能力である可能性もなくはない気がしないでもないですね。
もっとも、ロッドが「フリーダの能力は全ての巨人の頂点に立つ能力」と言っていることからそれはなさそうですけどね(^^;)
それでもやはり、今回巨人がいないのは大変不自然だと思います。
ライナーやベルトルトには、普通の人間以上に巨人がよって来るはずですからね。
圧倒的な戦力差をどうやって覆すのだろう?
あまりにも戦力差があり過ぎるような気がします。
調査兵団側は、戦力と言えそうなのはエレン、ミカサ、リヴァイの3名ですが、その戦力で猿の巨人+鎧の巨人+超大型巨人に勝てるとは思えませんね。
叫びの力も使えないですし、どうやって勝つのよこれ?
ライナーとベルトルトが調査兵団側に寝返るぐらいしかエレン達に勝ち目はないような気が…
ライナーが戦士ではなく兵士になって猿の巨人と闘っても、猿の巨人には勝てないという絶望さ加減。
調査兵団側も、超大型や鎧の巨人を相手にするために何某かは準備をしていると思いますが、それでも勝ち目がないっす。
これが少年ジャンプだったら、敵だった奴が助けに来たり、主人公が突如覚醒した(←これはもうやった)りするのですが、それも期待できないですし、どうやって敵を打ち破るのやら?
常に読者の予想の斜め上を行くこの作者のことですから、当然次もものすごい展開がやってくるはず!!!
続きが読めるのは後1か月後か…
残された謎についてあれこれ妄想してみる
月に一回の妄想タイムのお時間です。
私の妄想が当たることはきっとないでしょう(・ω・)
考えてみると、残された謎だらけなんですよね。
巨人はどっから来たのか? とか、2000年後の君へってどういう意味なんだとか。
その中でも実は大きな謎なのがユミルの存在だと思います。
話は主軸は、エレン・アルミン・ミカサの3人とライナー・ベルトルト・アニの3人と言った趣がありますが、ヒストリアとユミルもやはり主軸であると思います。
壁内にいて自由を享受できないエレン達と、壁外にいても何か大きな力によって不自由を強いられているライナー達、生まれもった不自由を背負ったヒストリア。
ユミルも、ヒストリアの生い立ちに似ていると言っています。
「沢山の人の為に死んであげた」
という発言もありましたね。
ユミルが無知性状態から解放された後、わざわざ訓練兵になったのは、ヒストリアを追ってのことでした。
生い立ちの似ているヒストリアと友達になりたいが為。
生い立ちの似ているヒストリアとなら、分かり合えるのかも知れない。
イルゼ・ラングナーの手記によれば、彼女と遭遇した巨人は、
「ユミル様よくぞ」
としゃべっていました。
「ユミルとして生まれたことを否定したら負けなんだよ」
ユミルのこの発言からして、彼女は巨人の言う「ユミルの民」か「ユミル様」かどちらかなのでしょう。
王族の出身であることから考えて、「ユミル様」なのでしょう。
でも、「ただ存在するだけで世界に憎まれたんだ」という発言もあります。
更に、時系列もよくわからないんですよね。
ユミルが人間に戻ったのが5年前。
ユミルが巨人であった期間は約60年間。
人類が壁を築いたのは100年と少し前。
ユミルはライナーやベルトルトは勿論誰も知らない「猿」という名前を知っていた。
ユミルはライナーも読めない「ニシン」という文字も読めた。
…あぁ、まったくわからん!!