北海道や東北地方では、おせちはお正月ではなく大晦日に食べるそうです。
そこで、今回は大晦日に食べたい北海道おせちランキングトップ3を、独断と偏見で選びたいと思います。
第1位
北海道の函館に、江戸時代港が開かれたのは歴史の教科書にも出てくる事柄ですね。
その影響もあり、函館は洋食店が非常に多いです。
その中でもトップクラスの実力を持つ函館の花菱ホテルが監修したおせちが食べてみたいナンバー1です。
港町ならでは海の幸を活かした創作料理が楽しめるおせちになっており、縁起物のイセエビやカズノコは勿論チーズ伊達巻や若鶏のテリーヌ、サーモンマリネのケッパーのせなど、他のおせちにはないオリジナリティあふれた品目が魅力的ですね。
海鮮&洋風好きなら間違いなくここで決まり!!
消費者からの意見を聞いて改善する姿勢も非常に良いですね。
花菱のおせちは大手通販である「匠本舗」にてご予約いただけます。
第2位
和食・洋食・中華を1つで楽しめる札幌グランドホテルの「明の宴」
子供とお父さんの好みが分かれる、家族の中で意見が分かれる、そんな時はこのおせちがよいかも知れません。
お値段も20000円代と手に届く範囲なのも嬉しいですね。
北海道グランドホテルは、昭和9年より営業を続けており、政財界の会合の場所としても重宝されている伝統と格式をもったホテルです。
その伝統ある味を惜しみなく注いだおせち…食べてみたい!!
北海道グランドホテル「明の宴」は高島屋デパートにて予約が可能です。
第3位
食べてみたい洋風おせちでも登場した五島軒のおせち
こちらはサッポログランドホテルよりも更に昔の明治14年の創業です。
るろうに剣心の舞台が明治11年なので、ちょうどその辺りに開業している名店ですね。
三代目の若山徳次郎氏は絵画を通じてフランスとの交流をはかり、レジオンドヌール勲章をもらっています。
イマイチピンとこないかも知れませんが、この勲章を創設したのはかのナポレオン・ボナパルトであり、日本人では黒澤明監督などが受賞している由緒ある賞だと言えるでしょう。
もっとも、クロード・モネやアルベール・カミュ、モーパッサンにキュリー夫人などはその受賞を拒否しており、ギュスターブ・フロベール(世界10大文学と称されるボヴァリー夫人の作者)はその受賞に際して
「馬鹿にしながらも欲しくて仕方がない。手に入れると別に頼んだ訳じゃないといつも言う」
という言葉を残しています。
政治家の人気とりに利用される所なども考えると、国民栄誉賞に近いのかも知れませんね。
因みに、五島軒には天皇皇后両陛下も訪れたことがあるそうです。
歴史の重みと格の高さを感じますね。