少年ジャンプ2015年49号 ワンピース805話 カンフーマスター 火の丸相撲71番 銀魂562訓 

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今号は、近年稀に見る良号だったと思う。

ワンピース

 

ペポはミンク族だったのか!

尾田栄一郎という男の構成力には驚かされる。

シャボンティ諸島の時にはもう今の構想があったのだろう。

その頃ってまだ大学生だったな。

そんな頃から今の展開を仕込んでおくとは…

ガープの時と言い、気の長い構想だ。

それを練れる漫画家は、尾田栄一郎だけだろう。

手塚治虫や赤塚不二夫、藤子不二雄にだって出来ない芸当だ。

毎回毎回このブログで文句言っているようだが、文句を言うだけの価値があるから文句を言っているという部分もある。

好きなお笑い芸人と嫌いなお笑い芸人の両方で上位に入る明石屋さんまさんのようなものだ。

に、しても「ジャック」とは何者であろう?

ミンク族は見たところかなりの戦闘力がある。

それが数十万人規模でいる訳で、七武海ぐらいの戦力では滅ぼせそうにないぐらいの戦力だと言えるだろう。

うろ覚えだが、以前サンジ達が戦っていた連中はカイドウとのつながりがあるマークがあったような気がする。

カイドウ本人はキッドたちの所にいるので、その幹部達であろうか?

白ひげの所の幹部達が明らかにクロコダイルより強かったことを考えると、カイドウの部下達が驚異の戦闘力を持っていてもおかしくはないと思う。

けど、外観と言い、世間から隔絶されている立地と言い、突如敵の攻撃を受けている点といい、やはり空島編とかぶる点が多いなぁ。

ジャックもそんな流れで外海とは関係のない強者かも知れない。

今回こそは面白い話を期待したいッス

 

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背すじをピン!と

 

考えてみると、八巻の方が少年漫画の主人公っぽい。

負けん気の強さ、あふれる才能、恵まれたルックス。

才能・才能・勝利とさえ揶揄される昨今の少年ジャンプにおいて、あえて才能に乏しいかも知れない普通の高校生である土屋を主人公としている点に、この漫画のポイントはあるのだろう。

ともすれば地味な展開になりがちだ。

今までも、運動能力の高くない主人公の漫画はあった。

長続きしたものはない。

アイシールド21は系列としては近いが、セナには天性の足の速さがあった。

「人は、配られたカードで勝負するしかないんだよ」

というのはアイシールド21に出てきたセリフで、かなりの名言だと思う。

でも、あのマンガは途中から無理をきたしてしまった。

努力をしない天才アゴンに勝った次には、努力をする天才シンとの勝負が始まった。

そして、作者は主人公達を勝たせなければならなかったのだろう。

そこに無理があった。

あのマンガは急速にダメになった。

サッカー、野球、ボクシング、アメフト

これらの競技は自分のチームと相手のチームがいて成り立つ。

じゃあダンスは?

自分とパートナーがいて成り立つ。

でも、競技ダンスはライバルがいることで成り立つ。

ある種の二重構造と言えるかも知れない。

主人公がバトルしないスポーツ漫画。

それは今まで存在しなかった新しいジャンルかも知れない。

結構掲載順位が上の方だし、是非この漫画は大化けして欲しいと思う。

 

カンフーマスター

 

この10年ぐらいにジャンプで連載された読み切りの中では最高傑作と言ってよいのではと思う。

うまく化ければジャンプの看板にさえなれるポテンシャルがある。

ただ、まだ今は力を磨き、構想を練りに練る時期であろう。

話の作りはとてもよい。

が、問題は画だと思う。

前に連載されている「背すじをピン!と」と見比べると、画力の違いが明らかである。

コマ割りは非常にうまい。

カンフーのシーンもよい。

だが、一歩傑作になるには足りない画力だと思う。

ドラゴンボールや明日のジョーなどは画が恐ろしく巧い。

ハンターハンターもそうだ。

それらに比べて、決定的に何かが足りないと思う。

その何かが何かは分からないが。

この作者には才能がある。

それは間違いない。

でも、その才能が花開くかどうかは分からない。

本人の努力以上に、担当編集者の力が重要になるのだろう。

鳥山に対するトリシマのような編集者がいれば、この作者の力は大いに伸びるだろう。

そうでなければ埋もれてしまう。

物事に成功する最大の要因は「運」だと思っている。

果たしてその「運」があるかどうか?

是非パワーアップしたカンフーマスターを連載で読みたいと思う。

 

斉木楠雄のサイナン

 

笑った。

この漫画化は化けた好例だ。

随分昔の読み切り、盗賊と勇者たち一行なんか塔を登って行く奴はすごく面白かったのに、それ以降の漫画はその輝きを失ってしまったかのようだったが、この漫画でようやく化けた。

シャーマンキングやボーボボの作者のように急激にしぼんでしまう作者もいれば、伸びる漫画家もいる。

今回の話はやはりオチが秀逸だった。

「なぜこんな奴が図書委員なんてやっているんだ?」が実は伏線だとは誰も気づかない。

「顔は全然恋愛小説じゃないな」という部分でふき出した。

面白過ぎるツッコミだ。

そして今更ながらだが、この作者の画力は昔に比べて格段に上がっている。

カナタ7チェンジの時は正直褒められた画力ではなく、人物の描き分けも満足にできていなかったが、この漫画では割と出来るようになっている。

それでも一部登場人物の顔は同じだが…

途中から本のことがどうでもよくなっているのも面白かった。

後婚約者の顔も。。

 

火の丸相撲

 

思えば、スポーツ漫画は団体戦ものが多い。

野球、サッカー、アメフト

テニスやボクシングのような個人ものもあるが、基本的に仲間同士はあまり闘わない。

ボクシングは孤独なスポーツだし、同じジムに所属している選手は闘わない上に、プロものが多く部活物はすくない。

そもそも相撲の漫画はあまりない。というか知っている限りこの火の丸相撲だけだ。

そして部長強い。

そしてやはり絵が巧い。

カンフーマスターはこのレベルの画力があれば看板になれるだろう。

一体、どれほどの修練を重ねればこのレベルの絵を描けるようになるのだろう?

恐らくは想像も出来ない程の数の絵を描き続けたに違いない。

少年ジャンプという日本、いや世界でも最も厳しい戦いの場で闘い続けるというのは、我々には計り知れない程の狂気とも言うべき努力、執念、根気、そういったものが必要なのだろう。

 

銀魂

 

そんな戦場で、何年も、時には10年以上も連載を続ける漫画がある。

銀魂はもはやレジェンドの域に達していると言える。

どんなにシリアスな場面も瞬時にギャグに変えられる桂が、ついに本気を出した。

本気を出した桂は、銀時や高杉と同じくらい強いのだろうな。

敵もかなり強そうだ。

そして、こういった敵の登場のさせ方にもやはり作者の卓越した力量が見られる。

巧くない漫画家は、セリフや設定で敵の強さを表そうとする。

でも、本当に巧い漫画家は画で強さを表現する。

戦闘力を数値で表す必要などなしに。

漫画じゃないが、スターウォーズなんかもその口だと思う。

簡単なようでいて、最も難しいことをさらりとやってのける。

空知、やはり天才…

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