受験、テスト、確定申告、引っ越し、開業準備、その他諸々…
やるべきことが多すぎる…
ワンピース
これがワンピースなんだよな。
複数の展開が交差し合う物語。
バトルになった瞬間に急に盛り下るのだが…
カイドウ&ジャック・サムライ・麦わら一味・ロー一味・ミンク族・ビックマム&ペコムズ
これだけの勢力が絡んでいて話が崩れないのが凄い。
なんだかんだ言って一味の過去が絡むと面白いんだな。
思えば、グランドラインに入ってから麦わら一味は客人的扱いが多かった。
アラバスタ、スカイピア、ウォーターセブン、魚人島、ドレスローザ
ウォーターセブンだけはロビンの過去が絡んだが、基本的にルフィ達は客人だった。
東の海では違った。
ウソップの村、バラティエ、ココヤシ村。
それぞれのメンバーの過去や生き方がそこには絡んでいた。
絶対に負けられない闘いがそこにはあったのである。
グランドラインの島々では、ルフィが負けても実はあまり影響がないのである。
イーストブルーとは緊張感が違った。
ウソップの生まれた村は海賊のものになりかけたし、ゼフやサンジの命とも言えるバラティエは乗っ取らるかも知れず、何よりココヤシ村を守りたいナミの気持ちがそこにはあった。
ルフィは仲間、もしくは仲間が大切にしている何かを助ける為に命をかけた。
だからこそ船員もルフィを船長として心から信頼した。
イーストブルーでの戦いは仲間を守る為の戦いが多かった。
そして今回、ルフィは再び仲間を守る為に闘おうとしている。
だから今回面白いのだろうな。
火の丸相撲
私は10代の頃から人に教える仕事をしている。
その中で特に気を付けているのが「教えすぎない」ということだ。
生徒の力を最も伸ばせる授業とは、教えるの1に対して生徒が実践すること9の割合だと思っている。
これは理想論だが。
かつて、孔子の弟子に顔回という男がいた。
孔子の弟子の中で特に出来がよかったらしく、同じく弟子の子貢が有名な
囘也聞一以知十、賜也聞一以知二
という言葉を残している。
簡単に言うと、顔回は1を知ったら10を知る人間で、自分は1を聞いたら2知る程度だと謙遜した訳である。
はっきり言って、1を教えて2知ったら天才の領域である。
私の教えていた子に恐ろしい程記憶力のいい子がいた。
英単語なんかは見て一回発音しただけで書けるような子。
大体1万人に1人ぐらいの割合でそういう子はいる。
恐らくはフォトグラフィックメモリーという能力の持ち主。
その子は偏差値70以上の高校に当たり前のように進んだが、ついぞ教えたこと以上のことをやろうとはしなかった。
1聞いて1知るだけでそうなる。
1聞いて10知ったら歴史に名を残せるレベルだと思う。
当の孔子も顔回は自分を越える存在になると期待していたようだ。
が、顔回はすぐに死んでしまった。
孔子の落胆ぶりは凄まじかったようだ。
ゆとり教育というのは元来、学生が自主的に課題をみつけ、解決していくことを主眼として施行された制度だった。
結果的には財政界からいいようにゆがめられてしまったが、その理念そのものは間違っていなかったと思う。
下の世代が上の世代を越えなければ発展はない。
ただ滅びゆくだけだ。
この国は急速に滅びの道をたどっている。
最たる原因は教育の歪みだ。
今の教育制度はこの上もなく歪んでいる。
さて、今週の火の丸相撲に出てきた元横綱の指導方法。
これは才能ややる気のある人間には最高の指導方法だと言えると思う。
彼ら彼女らに必要なのは「きっかけ」だったりする。
現在は情報にあふれている。
技術は実はいくらでも向上できる。
けど、それらを下支えする古臭い根性なんかはどこにも落ちていない。
能力が同じならモチベーションの高い奴が勝つのはどの世界でも一緒だ。
でも、火の丸はそうじゃない。
圧倒的に劣る才能で勝負をしなければならないのだ。
これは傍目で見ているよりも辛いことだ。
私にも経験がある。
私は負けてしまっている状態だ。
自分の才能のなさを自覚して、それでも挑戦し続けることは容易ではないのだよ。
今までのジャンプの漫画にも、才能のない主人公達は結構いた。
大体の漫画が日の目を浴びずに打ち切られた。
主人公ではないが、活躍したキャラクターというとアイシールド21のヒルマぐらいしか思いつかない。
黒子のバスケの黒子はトンデモだし、ポップはダイの言う通り始めから天才だった。
何せベギラマよりも前にメラゾーマを覚えている。
才能で圧倒的に劣る火の丸が、この状況をどうやってブレイクスルーするのか。
とても楽しみなのである。
銀魂
掲載順位が後ろから二番目か。
今、この漫画はどの方向に向かって進んでいるのだろう?
それはさておき、高杉は色々なことに気づいていたんだな。
確かに、銀時や高杉、桂あたりが束になってかかっても倒せそうもない松陽先生がどうやってつかまってしまったのかは疑問だった。
弟子たちが投降したのは先生がつかまったからだろうし。
自分から投降したというのが真相だったようだ。
でも、もっと大きな疑問がある。
それは、先生が本当に自分の内側にある虚に負けてしまっているのかということだ。
虚は強いが、先生も強いはずである。
はてさて、この漫画はこの先どのように進むのであろうか?