私はデスクトップパソコンに「ＶＡＩＯ」をかれこれ５年以上使っています。

が、そんなことは全く関係なく、果たして2016年04月22日発売のVAIO Phone Bizが買いなのかどうかを、つらつらダラダラと書きしるしたいと思います。

Windows 10 Mobile搭載

今回の最大の目玉となるのがＯＳにWindows 10 Mobileを搭載しているという点ですね。

ほとんどの方はあまりピンとこないと思いますが、例えばiPhoneなどはＯＳにiOS、XperiaシリーズなどはOSにandroidを使用しています。

日本においてはiOSとアンドロイドのシェア率が圧倒的なのですが、世界的に見るとウインドウズフォンとアイフォンのシェア率は実は同じくらいなんですね。

長らく国産のウィンドウズフォンには代表的な機種がなかったのですが、今回ＳＯＮＹの主力製品である「ＶＡＩＯ］シリーズからウィンドウズフォンが出ると言うことで話題になっています。

Windows 10 Mobile搭載のＳＩＭフリースマホとしてはfreetelの「KATANA」シリーズやマウスコンピューターの「MADOSUMA」シリーズなどありましたが、大ヒットとはなりませんでした。

Windows 10 Mobileの長所

Windows 10 Mobileの長所は何と言ってもwordやexcelなどのoffice系のアプリケーションが使えるという点でしょう。

パソコンを使っている感覚でスマホを使えるというのは他のＯＳにはない大きな長所です。

さらにOneDriveとの親和性の高さも見逃せないポイントです。

これによって、デスクトップやノートパソコンなどの作業をスマホと共有することができるようになります。

それだけだと恩恵を受ける人は少ないかも知れませんが、撮った写真などを即座にデスクトップと共有できると言うのは多くの人にとって嬉しい所でしょう。

VAIO Phone Bizのスペック

気になるVAIO Phone Bizのスペックを見てみましょう。

スペックで言うととても残念だと言わざるを得ないですね。

ＲＯＭ１６ＧＢとバッテリーが3000mAhに届いていないというのはハイエンド帯のスペックとしては物足りないと言えますし、テザリングできないのは大きなマイナスである上、国産スマホ唯一と言ってもいいアドバンテージである防水機能もありません。

いまや３００００円台のミドル帯の価格ですらＲＯＭ１６ＧＢでは厳しい戦いとなっている中で、この価格帯はコストパフォーマンスに問題があると言えるでしょう。

もっとも、実際に使用する分には違和感はないだろうと思います。

私が使用しているP8liteがスペックとして近いですが、使用感は悪くありません。

あくまでコスパが非常に悪い点が残念だということです。

VAIO Phone Bizは買いか？

結論から言うとＶＡＩＯ好きでもない限り厳しいと思います。

スペックは劣りますがKATANA2が２００００円前後で買えてしまいますし、同じレベルのスペックであるP8liteも３００００円前後で購入できてしまいます。

KATANA02のスペック

更には、昨年から続くNexus6pの一括０円も大きな障壁となりそうです。

Nexus6とVAIO Phone Bizのスペック比較

VAIO Phone Bizは楽天モバイルにてＳＩＭカードとセットで予約が可能です。