進撃の巨人第84話 白夜 エルヴィンの死亡とアルミンの復活~ネタバレ注意~

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今回の展開は、賛否両論色々ありそうですね。

調査兵団はこれからどうなるのか?

 

今回のミカサやエレンの行動は、明らかな軍規違反なんですよね。

あろうことか上官に刃を向けるという、歴史上のどの軍隊でもかなり重大な罰を与えられてしまう行為だと言えます。

ついでにフロックがエルヴィンに刃を向けた行為もかなりのものですね。

この世界の軍規がどうなっているかはわかりませんが、処罰の対象になってもやむなしでしょう。

そして圧倒的なカリスマ性を誇っていたエルヴィンの死

新団長はハンジさんになると思うのですが、すでに104期の数人とリヴァイ、フロックしか生き残っていない状態で半壊滅状態なんですよね。

相手方には最低でも鎧の巨人と猿の巨人と犬の巨人がいる。もしかしたら雉の巨人だっているかも知れない状態で、ブレインを失ったのはとても痛いですね。

ハンジさんは頭もキレるし優秀だけれども、いい意味でも悪い意味でも人間的で、エルヴィンのように悪魔にはなり切れないところがあると思います。

ハンジさんでは、新兵を犠牲にしてサルの巨人を倒すような作戦は立てられないでしょう。

悪魔以上の頭脳をもったジーク戦士長たちに、一体これからどう立ち向かっていくのか?

 

痛み分けなんだろうか?

 

今回の壁内人類側の収穫は

・壁の封鎖

・超大型巨人の鹵獲

の2点なんですよね。

残念ながら敵の大ボスであるサルの巨人も1度捕らえた鎧の巨人も逃がしてしまいました。

半面、調査兵団はほぼ壊滅、団長のエルヴィンを失い、主要な幹部もいなくなってしまった。

ジーク戦士長は痛み分けと言っていましたが、明らかに人類側の損失の方が多いと言えるでしょう。

それでも、今まで一方的に失い続けてきた壁内人類側が初めて積極的に攻め入ってつかんだ勝利でもあります。

これから先の展開は一体どうなっていくのか?

今の状態は、最初からそうですが、暗闇で相手だけがこちらを見られるような状態で戦っているようなものです。

壁内人類側は攻め込もうにもどこに敵がいるのかわかっていないし、誰が敵なのかさえわかっていないのです。

巨人化できる人間はまだいるかも知れないし、壁内にまだ敵の間者がいる可能性もある。

そんな状態で人類は、どうやって敵と戦うというのだ?

 

ベルトルトとモブリットの死

 

 

皆大好きモブリットが死んでしまいましたね。

いつもハンジさんのそばにいて、セリフも「分隊長!!」しかなかったようなキャラクターですが、暴走しがちなハンジさんとは良いコンビネーションを発揮していましたね。

そして当然ながら、ベルトルトも死んでしまいました。

何気に、104期ではマルコの次に死んだキャラクターになりましたね。

ユミルが生きているのかは不明ですが、明確に死が描かれたキャラクターは2人目です。

一体ベルトルトが何を思い、何が彼を闘いに駆り立てたのか、結局わからず終いでしたね。

巨人の力を受け継ぐと、ある程度記憶が受け継がれるみたいですけど、エレンはグリシャの記憶を本当に断片的にだけ受け継いでいて、しかもそれをレイス家の力で思い出したような節がありますので、ベルトルトの記憶を読み取るのは難しいかも知れません。

それにしても今更ながら、壁外人類の子孫であるエレンにも記憶操作は効くんですね。

アッカーマンや東洋人には効かないみたいですけど、ジーク戦士長やライナーあたりにも効くんでしょうか?

 

使われなかった叫びの力

 

猿の巨人たちとの闘いにおいて、エレンの叫びの力は発動しませんでしたね。

最終的にどうしようもなくなって叫びの力が発動するのかと思っていましたが、そんなことはなかったぜ!

ついでに言うと、巨人の力もそれほどは使用していないんですよね。

猿の巨人はエルヴィンの作戦と新兵たちの命とリヴァイ兵長の力があって撃退できましたし、超大型巨人はアルミンの策で、ライナーは雷槍の力で撃退できたと言っても良いと思います。

巨人たちを巨人でなく人類の力で戦いぬいたという点は、物語の中でも大きな意味を持つかも知れません。

古来より、大きな何か、それこそ巨人ゴリアテのような大きな力を持つ存在を人類が倒す物語が好まれてきました。

古典ベオウルフはドラゴン退治を、日本の古典でもヤマタノオロチを退治した存在が主人公となっています。

竜や巨人などは自然の脅威を表しており、それを人類が克服していくメタファーなのだとよく言われますが、モンスターハンターなどが大ヒットしたように人類は巨大な何かを相手取って戦うことを本能的に好むのかも知れませんね。

生物はみな、逃走本能を持っています。

自分よりも強い敵とは闘わない。これが基本です。

人類は自分よりも強い存在とも闘う闘争本能が強い。

たとえ相手が巨人であっても闘う。

でも、巨人が巨人を倒すのではなく人類が巨人を倒すことに意味があるのかも知れませんね。

初代ウルトラマンはゼットンに敗れますが、ゼットンは人類に敗れます。

子供の頃、ウルトラマンが負けたこと以上に今までやられ役だった科学特捜隊が勝ったことの方がすごくショックで、なんでこんな最後にしたんだと納得いかなかったのですが、今ならあのような最後にした意味が分かるような気がします。

 

リヴァイはなぜエルヴィンではなくアルミンを巨人化させたのか?

 

この点は完全に私情ですね。。

エレンには私情を捨てろと言っておきながら(・3・)

ハンジさんの言う通り、エルヴィンを活かすことには大きな意味があるし、新兵の言う通り人類には悪魔になり切れるエルヴィンの存在が必要なんですよね。

何より、1団員よりもその頭を生かすのは当然の行為だとも言えます。

でも、リヴァイはもう、地獄のような戦いにエルヴィンを巻き込みたくなかったんでしょうね。

フロックが言った「この人にはまだ 地獄が必要なんじゃないかって…」という言葉に今まで見たこともないような表情をしていましたし。

文字通り、もう休ませてあげたかったんでしょう。

リヴァイは心の中ではエルヴィンの夢を叶えてあげたいという思いがある一方で死んでいった新兵たちへの想いもあった。

そして何より、初めてケニーが見せた安堵の表情。

死というのは、いい意味でも悪い意味でもあらゆる何かからの解放なんですよね。

死ぬことを苦痛と考える一方でこれ以上ない安楽ととらえることもできる。

答えは誰にも分らないけれど、いつかは誰もが知ることになる。

我々は必ず死ぬことを運命づけられた、生まれながらの死刑囚なのだから

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