2016年ももうすぐ終わる。
2016年はスマップの解散報道に始まりスマップの解散で終わるような気がする。
文春やフライデーの記事が世間を騒がせた1年、あまりいい年ではなかったな。
オリンピックはすごかったけど
ワンピース 第849話 鏡の国のチョニキ
色々と盛りだくさんな回だったな。
現在連載されている漫画の中で、ワンピース、進撃の巨人、ハンター×ハンターの3つは誰がどうみても圧倒的にずば抜けている。
ハンター×ハンターは進みは遅いし、週刊だと正直展開がよく分からないけれど、単行本を買って3回ぐらい読むとその緻密さに驚く。
色々と矛盾しまくってるんだけど、質は全く落ちていない。
進撃の巨人は、王政編の頃はもう進撃は終わった、つまらなくなったという声が多かったし、自分もそう思っていた。
でも、この1年ぐらいの展開は神がかっていて本当にすごい。
単行本でも面白いんだけど、やっぱり月刊の良さがあってしかも単行本の発売日と別冊マガジンの発売日が連動しているおかげで新規が入りやすいのも良い。
そしてワンピース。
週刊連載という地獄にも等しい労働条件で、これだけの期間クオリティを維持しているのは素直にすごい。
正直2年後からドフラミンゴ編まではつまらなかったが、こちらも最近では盛り返してきた。
つまらなかった魚人島編やパンクハザード編も今のビッグマム編にしっかりつながっていることもやはり天才…
さて、今週はやはりレイジュがなんだってケガをしているのか? という点が最大の見せ場だ。
こういう1つ1つの描写が丁寧だからワンピースは常にトップなんだと思う。
この1年で始まった新連載で、約束のネヴァーランドを除くとこのあたりの丁寧さが足りないと思う。
ともすればグダるんだけど。
レイジュには敵がいないはずである。
ジェルマはもちろん麦わら一味はもちろんマム一家だってレイジュを襲うことはしないだろう。
もし例外がいるとすればプリンかな。
レイジュもイチジ達に匹敵するぐらい強いはずで、プリンがそんなに強いのか疑問だけど、これも邪眼の力なのかも知れない。
あ、それは漫画違いか
頭突け!!横浜高校謳歌高校××××部 許斐剛
やはり天才…
意味が分からな過ぎて笑ってしまった。
テニスの王子様が連載している時私は中学生で、何度も大爆笑したのをまるで昨日のように覚えている。
ジャンプのギャグ漫画の中でもマサルさんと並ぶギャグ漫画の天才が許斐剛だ。
やたら絵が巧い癖に発想自体があまりにもぶっ飛んでいて、絶対に常人では考え憑かないようなことをやる。
しかもギャグ漫画に必要なつっこみが一切いないのは読者全員が突っ込みになるという高度で洗練されたテクニックに違いない。
まず冒頭のハイブリッドヤンキーという言葉の意味からしてまるで分らない。
しかも誰も突っ込まない。これでもう笑ってしまう。
物語の中心であるであろうヘディング王子の存在も意味が分からない。
最後までほとんど何の見せ場もない。
暴行・傷害・痴漢・ヘディング…
この言葉選びのセンスはどこから来るんだよ。。
そして次のページに出てくる唐突な「NISA」の文字
この作者絶対NISAって何がわかっていない。これが何かの伏線になるのかと思ったら別にそんなことはなかったぜ!!
そしてなんだヘディスって
どんな頭の構造になっていたらこんな発想になるんだよ!
そして誰もつっこまないが菩薩坂が体育館に入った時にヘディスをやっている連中は全然部員でもなんでもないやつだ!
二度目に読んでやっと気づいた。
なんて高度なボケなんだ。
そして千のグラサンをもつ男なのさという意味不明なボケに対してもスルーだ。
兎に角つっこまない。
前日突っ込みの練習をしていたのに一切突っ込まない。
かと思ったら棄権しまーすという並みのボケは拾う。
正当に突っ込んだところがことごとくつまらないのも、真に際立たせたいボケを活かすために違いない。
なんなんだよ、高校生が魔界よりいでよって。。
そしてなぜか唐突に出てくる菩薩坂の無尽蔵な体力。
ただヘディングがしたいだけの男じゃねぇぜという設定を追加した上にグリーンベレーの力はそんなものかという謎のセリフ
元グリンベレーが高校生な訳ないだろ!!という点には絶対に突っ込まない。
許斐は知っている。下手な突っ込みは場をしらけさせるだけだと。
そして5人しか部員がいないはずなのに喜んでいる奴は5人以上いて1人も部員らしき奴がいないんだが…
丁度読者が突っ込みつかれたところで話を終わらせるという絶妙さ。
許斐剛…大した奴だ
まじめな話、先週だかに連載が始まったオレゴラッソなんかはこのあたりの突き抜け感が足りないんだよなぁ。
約束のネバーランド 第19話 アウト
2016年の新連載の中ではこれがずば抜けているな。
実は全然話が進んでいないのだけれど、話自体はかなり緻密に作ってあると思う。
唯、少年誌的に初めから読んでいないと話が分からないのはこの先厳しくなるかも知れない。
進撃の巨人なんかはさっきもいったけれど単行本の続きから読めるようになっていて、途中参戦しやすい。
約束のネバーランドは1週でも見逃すと意味が分からなくなるので、途中参戦しにくい。
それはさておき、ノーマンとレイは本当に賢い。
賢いキャラクターを作るのは難しい。
基本的に作者より賢い登場人物を作るのは難しいからだろう。
デスノートには天才設定のキャラクターは結構いたが、残念ながら作者があまり賢くなかったので登場人物も設定の割に賢くなかった。
ワンピースには賢いキャラクターは出てこない。
基本的にドラゴンボールや北斗の拳にも。
ハンター×ハンターが唯一無二の漫画なのも、クラピカやキルアのように設定ではなく賢いキャラクターと、レオリオやゴンのように賢くないけどまっすぐなキャラクターがいるからだと思う。
この漫画もレイやノーマンが賢いがたで、エマがまっすぐがたの登場人物。
ただ、エマもスコアは300点なので他の2人と同等の賢さがある。
ただ、ずる賢くないだけで。
初めはなぜエマが主人公なんだろう?と思ったが、ここまで読んでいるとエマでなくては主人公が務まらないのだというのがよく分かる。
デスノートは別とすると、やはり少年ジャンプの主人公はなにより友情を大事にしなければならない。
ルフィが自分のために仲間を捨て駒に使ったら幻滅だ。
ワンピースが人気になったのも、友達のためなら笑って片手を捨てられるシャンクスという男の存在があったからだと思う。
その後は仲間を盾にするバギー、仲間を利用して殺そうとしたクロ、クリーク、自分の仲間は大事だけれどもナミのことは利用しようとしたアーロンなど、ルフィの意思は麦わら帽子とともにシャンクスから受け継がれていった。
どんなに無茶でも仲間を全員助けたいと思うエマじゃないとこの漫画の主人公にはやはりふさわしくないのだな。
鬼滅の刃 第42話 後ろ
義勇さん強すぎないっすか?
12鬼月が全く相手にならないなんて。
さすがは柱と呼ばれる人たちは強いな。
で、炭次郎がイノスケではなくゼンイツを義勇さんと間違えたのは結構深い感じがした。
ゼンイツはきっと助けにくるという信頼とゼンイツは強いのだという信頼が短い間ながらにできていることを表していると思う。
そしてなんとか村田さんは生きていたようだ。
火ノ丸相撲 第125番 瞬間
そりゃバドさんも不貞腐れるはな。
どう世代の連中が国宝と呼ばれているのに対して自分はモンゴル人だというだけで国宝と呼ばれないんだからな。
そしてバトさんの言う通り、実際に貴乃花が引退したのちの相撲界を支えたのは朝青龍と白鵬であることも確かなんだよな。
相撲は国技で、その国技の頂点が日本人じゃない。
その状況が10年以上も続いていて、日本人横綱の誕生を誰もが待ちわびているのは確かで、若貴時代は若貴が曙や武蔵丸と言った大型外国人力士を日本人が倒すことに大きな意味があった。
プロレスもそれに近いかな。
戦争で負けた日本が、外国人に勝てる何かってそんなになかったからな。
最近ではワールドカップにも出場できるようになったけれど、私が小学生の頃は丁度ドーハの悲劇があったころで、ワールドカップには出ることさえできなかった。
WBCなんてのもなかったし、体操も下火、そんな時代に相撲は外国人に勝てる唯一と言っても過言ではない競技だった。
さて、バドさんは相撲が好きなんだろうな。
元薫山を見てはしゃいでたし、小さいころから相撲が好きで本気で横綱になりたいんだろうな。
天王寺や久世あたりならともかく、テンマや数珠丸さんあたりを見て何が国宝だふざけやがってと言いたくなるのもわかる。
まぁ、多分あの新聞記者が勝手に国宝呼ばわりしているだけなんだろうけどな。
元凶は色々と名塚さんなのかも知れない。
潮を勝手に国宝認定しておいて、国宝の名を汚したとまで書いてるぐらいだからな。
まぁ、ブンヤなんてそれぐらいじゃないとやっていけないんだろうな。
マガジンで有名な講談社だって、フライデーみたいな雑誌の収入があるから赤字の文芸誌なんかを運営できるっていう現実がある。
人はゲスいんだよな。
で、そんなゲスさとは無縁なのが元ヤンキーのユーマさんだったりする。
師範のいう通り、愚直さはユーマさんの最大の武器だと思う。
普通、格闘技をやるものはプライドが高くて人の教えを素直には受け入れられない。
ボクシングの世界には、1人でも防御型のボクサーを育成できれば一流のトレーナーだという諺があるらしい。
それは、ボクシングをやるものは皆荒々しいファイティング型のボクサーを目指すからだ。
だからディフェンスを覚えられる奴は少ないらしい。
スラムダンクの桜木花道じゃないけれど、素直な奴は伸びやすいんだろうな。
スポーツだけじゃなく勉強もそうで、素直な奴はやっぱり伸びるのが早いよ。