ニトリのマットレスは、腰痛に効果があるのか!?

安価で求めやすいが高品質、また豊富なデザインも人気の1つである、ニトリブランド。実際にお店に行って、試してみることが出来るのも、こうしたお店ならではです。ニトリでは、多種多様のマットレスを取り揃えていますが、腰痛に対する効果はどうなのでしょうか?今回は、ニトリのマットレスと、腰痛との関係についてまとめました。

ニトリのマットレスは腰痛に効くの?

腰痛に対する効果ですが、腰痛や肩こりを睡眠中の姿勢を整えることで改善していく、という商品には、体圧分散や密度のデータが添付されています。

しかし、ニトリのマットレスにおいては、全てのマットレスにこのようなデータの添付がありません。その理由として、ニトリのマットレスは、腰痛の改善に着目して作られたものではないということが挙げられます。

腰痛改善を目的としたマットレスを開発しているメーカーは、基本的にマットレス等の寝具を専門として開発を行っており、値段もそれ相応となってきます。しかしニトリは、幅広い商品を求めやすい価格でというコンセプトがあります。この為、体圧分散機能等を有している商品はあっても、特に腰部に負担が加わりにくい設計となっているようなものではありません。どちらかというと、この安さで寝心地が良いという、コストパフォーマンスを追及しています。この為、一流の寝具メーカーと一線を画しています。

このことから、ニトリのマットレスにおいて、一概にこのマットレスが特に腰痛改善効果を期待できる、ということは言えません。しかし、自分の体格や寝相、今使っている寝具と、それに見合ったマットレスを選ぶことで、腰痛改善効果は期待できます。

ニトリにあるマットレスの選び方は?

腰痛に対する効果ですが、上述した通り、このマットレスが特に腰痛に効果があるとは言い切れません。この理由としては、腰痛にもいくつか種類があること、それぞれに適したマットレスがある為です。腰痛は、姿勢によって大きく3つに分類することが出来ます。また、このタイプ別でオススメとなるマットレスを絞ることが可能です。以下に図を示します。

まず、いわゆる猫背です。この猫背は、本来の姿勢に比べると骨盤が後ろに傾き、胸椎と言われる背骨が過剰に後ろに弯曲している状態を指します。この状態のまま上向きで寝ると、胸椎の方が先にマットレスに埋もれてしまい、腰椎に過剰な負担が加わる結果になります。ズバリオススメの商品は、シングルマットレス(6930)です。


おすすめ理由としては、一流ホテルで数多く採用されているシーリー社制の米国特許コイルが使用されており、寝心地が抜群に良いこと、コイルには熱処理を2回施されており耐久性が向上していること、さらに裏面中央にセンターサポートフェルトを充填されており、腰部の沈み込みが軽減されることが挙げられます。これらにより、猫背で丸まっている部分に負担が集中しても、高い耐久性により安心して使用することができます。

次に、反り腰です。これは、過度に腰部が反っている状態を指します。腰椎よりも上はマットレスに接触していても、腰部のみ浮いているような状態となってしまいます。この為、より広い接触面積を確保する為には、体が沈み込む低反発シリーズの、ノンコイル シングルマットレス(エアフォーム)がオススメです。

この理由としては、このマットレスは、厚さが27cmと分厚く、どの部分に体重をかけても柔らかく、体を包み込むようにしていきます。反腰の方の腰部筋の緊張は健常人と比べると高く、これらの筋緊張を解きほぐしていく必要があります。この為、まず腰の部分をしっかり沈み込ませることで、腰部に対する可動性を出していくこと、更に筋肉に対するリラクセーション効果もあり、反腰を軽減する効果をもたらします。一般的な高反発マットレスを使用すると、反っている腰の部分が浮いてしまい、膝を立てないと安定せず、寝る姿勢が限定されてきてしまいます。この為、低反発マットレスである、ノンコイル シングルマットレス(エアフォーム)をオススメします。

 

最後に、平背タイプです。これは、字の如く背が平らになっている状態を指します。一般的な低反発マットレスにしてしまうと、臓器等が密集している分腰部の圧力が高くなり、腰部が沈み込んでしまいます。また、平背タイプの方は、均等に体圧が加わりやすい傾向にあるので、耐久性が高く、沈み込みにくい、かつ体圧がうまく分散できるスモールシングルマットレス(ソシオ)をオススメします。

このベットの特徴として、高密度のマルチラススプリングが2段重なった、コイルオンコイルの高性能スプリングとなっています。1段目で受けた荷重の衝撃を、2段目で分散する効果があります。また、スプリングが上下・左右に連動することで、荷重を分散し、さらに耐久性を向上させる効果があります。これらの効果により、沈み込みすぎず、かつ硬すぎない、平背の方にとって理想の弾力を生み出すことができるのです。

今回は、立位姿勢からみた合いやすいマットレスの選択方法について述べました。しかし、立位姿勢と寝た姿勢では異なる場合がある為、あくまでも目安として利用して頂くことをオススメします。また、姿勢とマットレスの関係も、あくまでも理論上の話となります。今回述べたのは、あくまでもその姿勢の方においてはこういったマットレスを選択することが好ましいというものであり、腰痛に対する効果が得られるということに関しては、データが得られていない為、一概には言えません。合う方、合わない方がいるので、まずは低反発マットレスか高反発マットレスを試してみて、どちらが寝心地が良く、腰痛になりにくいかで判断して頂くことも重要です。

低反発がいいの?高反発がいいの?

ここで気になるのが、低反発マットレスと高反発マットレスを選ぶ基準です。どんなマットレスでもそうですが、自分には低反発マットレスが合うのか、高反発マットレスが合うのかを判断する必要があります。この理由として、マットレスの機能面を見る前に、自分にはどちらのマットレスが合うという傾向を知ることで、その選択肢を絞ることが可能になる為です。低反発マットレス、高反発マットレスは一長一短の関係にあります。以下の表にそのメリットデメリット、またどういった方が合いやすいかの特徴をまとめました。

 

メリット デメリット 合いやすい人
低反発マットレス ・優れた体圧分散機能

・寝心地が良い

・寝る姿勢が楽になる

・寝返りがしにくい

・通気性が悪い

・体格が細い女性

・寝返りが多い人

高反発マットレス ・寝返りがしやすい

・体が沈み込み過ぎない

・通気性に優れる

・変形しにくい

・硬めの為寝心地が悪い

・重量のあるものが多い

・体格の大きい男性

・寝返りが少ない人

 

これらの情報から、まず自分がどちらのマットレスが合いやすいのかという目安にすることができます。姿勢から分析することも重要ですが、普段の寝相や体格等を加味して検討していくと、実際に使用した際のトラブルが生じるリスクを抑えることにつながります。

まとめ

沢山の種類から、自分にあうマットレスを選択することができるニトリのマットレスですが、腰痛に効果があるマットレスは、一概にこれがオススメですと言えないと結果となりました。実際にお店に足を運び使用してみること、また自分の姿勢等を加味して、自分に合うものを使用することで、結果的に腰痛の軽減が期待できます。特に、クーリングオフを除き、他社のベッドマットレスメーカーのように、使用しても必ず返品に応じてくれるという訳ではありません。この為、マットレスの性能等を吟味して、使用することが重要といえます。

作成者:hayato.k0608
自己紹介:普段は整形外科で理学療法士として勤務しています。腰痛で悩まれている方が多く、少しでもお力添えになれたらと思い、お仕事の依頼を受けさせて頂きました。
エビデンスに基づいた記事の作成に努めていければと考えています。よろしくお願い致します。

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