介護士はきつい仕事か・・・

 

介護士は本当にきつい仕事ということをほんとうに知っていますか。肉体的にも精神的にも追い詰められてしまう仕事です。中には楽しく仕事をしている方もいらっしゃいますが、体を壊したりうつ病を発症してしまったりする方が多くいます。介護業界で7年間働いた経験から介護士のきつくてつらい現実をお伝えしようと思います。私が実際に体験したことや同業の友人などから聞いたお話をしたいと思います。かと言って、すべての介護施設や会社がきついのではありませんので誤解のないようにしてくださいね。中には働きやすい現場もあります。

介護士の人間関係がきつい・・・

介護業界はやはり女性が中心の職場です。男性ももちろんいますが、女性が多いので女性中心に人間関係ができあがっています。中には陰口や悪口・誹謗中傷等が蔓延している悲惨な職場もあります。お局さんが牛耳っている職場では逆らう事は許されず、非効率的な介助方法やパワハラがまかり通っているのです。これではストレスが溜まるしかなくやり切れません。仕事の手順を教えてくれないなど、陰湿ないじめが抑え切れないフロアもあります。ただでさえ人手が足りない現場なのに精神的に追い詰められればうつ病にもなります。そして、5年間の間に60人もの人間が辞めていった会社もありました。肉体的な疲れよりも精神的なダメージは体を蝕みます。あちこち体に不調が出てくるとやめざるを得ない場合もあります。いじめや悪口は介護現場だけではありませんが、ストレスフルな職場だけに悪意や不満が増幅される傾向にあります。1つの陰口はまたもう一つの陰口を呼び込んできます。それらが負の連鎖になって職場の重い空気がいつまでも留まってしまうんです。いったんそんなドロドロとした雰囲気になるとなかなか良くはなりません・・。感染症のように不満の塊というモンスターが居座ってしまうのです。

介護士の給料がきつい・・・

介護士の給料が低い事は周知の事実ですが、勤続10年で手取り19万円の現実を知っていますか。本当に安い給料で介護の職務に従事している方がこの日本にはたくさんおられます。男性で結婚している場合、このお給料ではとてもじゃないですが生きていけません。妻や子供達をどうやって食べさせていけるのか教えて欲しいです。ですから転職・離職する人が多いのは当たり前なんですね。ボーナスなんて一円も出ないところもありますし、私が働いていた会社では50,000円でした。そして悲惨なことに大幅な昇給も望めません。資格手当を採用しているところもたくさんありますが、言い方は悪いですが焼け石に水。なぜ薄給かというと介護保険は利用者に対して一定の給付しかありませんので、ハイレベルな介護を行ったとしてもプラス アルファでお給料がアップするという事はありません。ケアの内容は全部の一律の評価なんです。ですから頑張っても頑張ってもそれがお給料に反映されません。国も介護士に対して処遇改善手当を給付していますが根本的な解決にはなっていません。介護士の現実は非常にきついです・・。他の営業職などで歩合制なら成果が出れば出ただけ給料がアップするのに。

介護士は利用者がきつい・・・

認知症の方がどんな行動をされなるかご存知ですか。認知症と一口に言っても軽度や重度の方がおられそれぞれ症状は全く違います。攻撃的な認知症の方に殴られたり、つねられたり、便を擦りつけられたり、そんな悲惨な現実もあるんです。もちろん悪気がなく認知症の症状のせいで攻撃的になられていますが介護する側にとってはやっぱりきついです。実際に献身的に優しく介護をしても攻撃は止みません・・。暴力的な入所者に対して対応する方法は話を変えたり、場所を移動してもらったりといろいろありますが、攻撃が続くと本当に嫌になってしまうことがあるんです。殴られても殴られても、にこやかでいる事はほんとストレスの何物でもないです。

言葉の暴力もあります。盗られ妄想と言って本当は何も盗られてないのに「盗られた!盗られた!」と騒ぎ立てます。自分が盗んでいないとわかっていても何度も何度も言われると気が変になりそうです。職員が好調で元気なうちは体力があるので受け止めることもできますが、一度疲労で体力が低下すると心に突き刺さり大ダメージ・・。それから、何度も同じことを話しかけられると言うのも認知症の特徴です。5分前に食事を食べたにもかかわらず、「まだ食べてない!ご飯はまだ!? 餓死させる気なのっ!」と何十回も言われ続けます。これもボディーブローのように効いてきました。

介護士は利用者の家族できつい・・・

最近のご家族は権利意識が強くなってきたので、自己主張をはっきりされる方がおられます。介護保険が始まった当初の施設では見てもらうだけでありがたいと言う方が多かったのでクレームも少なかったのです。しかし最近ではちょっとしたことでもことを荒立てる家族もいらっしゃいまます。ある友人=職員Bの事例です。利用者Aさんは「あの職員Bに叩かれた!」と家族を通して施設にクレームが訴えありました。Bさんは叩いた事実はなく、むしろAさんに引っ掻かれたりしていました。事実は認知症のための被害妄想。叩かれていないのに叩いたと嘘の訴えです。しかし、家族は本人の認知症を認めず本人の訴えを鵜呑みにしてクレームを言い続けました。Bさんは何度も家族に説明しても分かってもらえず軽いうつ状態に。これ以上仕事を続けられなくなり退職をしました。認知症を認めたくない家族の気持ちも良くわかりますがこれは本当にひどい事例です。

介護士の体調がきつい・・・

介護業界は慢性的な人手不足。いくら募集しても人が来ないのです。人が足りないから残業は当たり前。1日に70人のオムツ交換でヘトヘトになる現場も。それで残業代もなし。ゴールデンウィークや夏休みでも長期休暇なんて無理です。代わりの人がいないんですから。それからつらいことに腰を酷使するので腰痛持ちは当たり前。腰痛ベルトは必需品。おむつ交換や移乗介助など中腰になる姿勢が多いので腰に負担がどうしてもかかります。加えてMRSAなどの感染症の危険もあるのでホントは怖い現場なんです。
施設では早出・日勤・遅出・夜勤の交代制です。生活リズムがぐちゃぐちゃになってしまいます。体調管理が難しいのがよくわかると思います。

介護士から逃げてもいいのです

介護士は義務ではありません。人間関係が最悪でストレスしかない職場なら、そこから離れるしかないです。いじめる人たちはもう変わりようがありません。このままではさらにダメージを負います。だから、もうダメだ!になったらやめるべき。私は社長のパワハラが嫌すぎてやめました。多分あのまま仕事をしていたらうつ病になっていたに違いありません。やめてほんとに良かったと思います。せっかく介護のスキルや知識があるのならそれを生かしたほうがいいと思います。しかし、もし他の介護事業所に移ってそれでも辛いと感じたらもう他の業種へ転職することも視野に入れないといけません。介護業界は低賃金なので無理して働く必要はなく他の営業職や工場勤務などいくらでも働く事はあります。自分の心や体を痛めつけてボロボロになってまで働く意味があるんでしょうか。ほんと最悪の場合、うつで死んでしまってはあまりにも残念です。

私は本当に介護職が大好きでした。もともとおばあちゃん子だったので高齢者の方と接するのが好きだったんです。しかしパワハラを受けたりいじめがあったり給料が安かったりすると、本人のやりがいでカバーできるもんではありません。心が病んでいくしかないんです。私は運良くIT関係の仕事が見つかりましたので今は生活できています。ほんとあのままでいたらと思うとぞっとします。やめて良かったと思います。今、もしやめようか迷っている方なら冷静に立ち止まって考えてみてくださいね。本当に続けられるのか。自分の人生はこれでいいのか。まだ他に道は無いのか。介護で働いている方は優しい方が多いのでどうしても自分を責めてしまいがち。でもそんなことはもうやめてください。あなたは十分に頑張ったので次の選択肢を考えても全く問題ありません。自分を恥ずかしがることありませんし、むしろそこまでやってこれた自分を誇るべきです。それだけ大変な仕事なんですから。自己嫌悪に陥るなんて全く勘違いです。ありえません。介護の大変な現場を乗り越えてきましたから、他の職種でも絶対にやっていけます。可能性をあきらめないでくださいね。しあわせを陰ながらお祈りしております。

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