企業の人事が本音で語る!!こんな人は採用したくない!

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企業によっても人事によっても「採用したい人」の定義は変わってくるのが一般的です。

対して、「採用したくない人」の定義は企業や人事によってそれほど差がないと言えるでしょう。

今回は長年企業で人事を務めているKさんに記事を書いていただきました。

 

「採用したい人」の定義は、そのポジションや募集経緯によって変動しますが、「採用したくない人」は基本的に普遍であると思います。私自身がこれまでに書類選考や面接等で関わった方たちで、落選を即決したケースは何度もありました。

 

応募書類やWEBのエントリーデータで「不採用だな」と判断した例をご紹介します。オンラインでのエントリー、パソコンを使っての応募書類作成が可能になった今、応募に掛かる手間は随分と軽減されました。ひとたびベースとなるデータさえ作っておけば、あとは応募する求人に合わせて加筆修正するだけで使いまわすことができるので、あまり好ましいこととは言えませんが、大量応募、一括応募もしやすくなりました。

そんな簡単に大量応募ができてしまう弊害とも言えるのが、データの使い回しです。私はデータの使い回しを悪とは思いません。あくまでも、それが使い回しであるとバレバレな状態で送ってしまうことが問題なのです。応募者側も、違う人の名前が書かれた不採用通知、話の辻褄が合わないようなメールが届くと、「誰が別の人に送った内容を間違えて私に送ったのかな」「内容をちゃんと確認せず、適当に送ったんだろうな」と感じて不愉快になるかと思います。それと同じことですね。

 

自己PRや志望動機の記載がない

 

ここが空欄だと志望度が低いのだろうと感じてしまいます。志望度が低い方に内定を出したとしても、最後の最後に他社を選ばれる可能性が高くなることを人事担当者は経験則から学んでいますので、「是非採用したい!次の選考に進んでもらおう!」とは思えません。スキルや経験の部分で魅力的な人材ということであれば「会うだけ会ってみようか」と面接に呼ぶことはありますが。

 

②応募条件を満たしているのか判断できない

 

特にWEBエントリー多いのですが、名前や住所・連絡先といった基本的な情報だけしか入力されていない応募は本当に困ります。察するに、WEBエントリーするにはその求人サイトの会員登録が必要で、とりあえず最低限の必須項目だけを入力するのでしょう。

これが例えば「TOEIC700点以上」とか「○○の実務経験必須」といった求めるスキルや経験を明記した募集求人であれば、人事担当者がまず最初にチェックするのはそれを満たしているかどうかです。この点が判断できないような応募データの存在は大変に煩わしく、本音としては即、不採用と突き返したいもの。

しかしながら、この情報だけで不採用と通知すると色々と問題になる可能性が高く、人事担当者としては扱いに困ることになります。一体何をもって不採用と判断したのか。もしかして私が男性だからか、女性だからか。それとも年齢のせいか。もしそうなのであれば年齢や性別で採否を判断したというわけか。違法なのではないのか…と。

強いて言うなら、応募データをいい加減な状態で送ってこられた事実に、あなたの仕事に対するスタンスが透けてみえたから、と申し上げたいところなのですが、ストレートに言ってしまうと十中八九、角が立ってしまいますので、無難な対応をする人事担当者が多いかと思います。「職歴や資格など、応募条件を満たしていることがわかるように入力してから再度エントリーしてください。それから正式な選考に入ります」とか、「書類選考いたしますので履歴書と職務経歴書を郵送してください」と。そして届いた内容に目を通し、適当なタイミングで「今回は採用を見送ることになりました」と当たり障りなくお断りする流れです。

私の経験上、こういったいい加減なエントリーをする応募者は、結局のところ応募資格を満たしていないケースがとても多いと感じています。応募資格をちゃんと見ずに条件だけでとりあえずエントリーしたのか、応募資格を満たしていないのを承知で、わざと判断がつかないような状態でエントリーしたのか。いずれにせよ、このようないい加減な応募は人事担当者の第一印象を非常に悪くしてしまいますので、その後の挽回は難しいことは確かでしょう。

 

③履歴書などの写真が変

 

履歴書に写真を貼ることの賛否はよく聞きますが、私個人としては写真の貼り方で人間性が見えることがあるため、選考を左右する大切なポイントのひとつだと考えます。

これまでに遭遇した実例で、不採用と判断したものは下記のとおりです。

・写真のサイズが小さすぎる、もしくは大きすぎる

「履歴書サイズ」という写真の規格がある中で、その履歴書の写真枠を無視するのは全く得策ではないと思います。

・明らかに今とは違いすぎる写真

一般的には3ヶ月以内のものを貼付するのがルールとされていますが、成人した大人が数ヶ月で大きく変化することもあまりないでしょうから、今現在の自分とさして変わらないのであれば1年前の写真でも特に支障はないと思います。一度びっくりしたのは、やや色褪せた今より10歳以上は若いであろう頃の写真を貼っていた方。さすがに面接のときに指摘させて頂きましたが、「撮る時間がなかった」とのことで、面接終了後、自主的にその足でインスタント証明写真のボックスに走ったらしく、撮りたてほやほやの写真を持参されました。面接の前にしていれば評価もここまで下がることはなかったのですが…。

・スナップ写真を履歴書サイズぐらいに切ったもの

何故スナップ写真とわかるかと言うと、どう見ても外で撮ったような背景であったり、ピースした手や隣に写った人の切れ端が残っていたり、物凄く笑っていたり、髪の毛が乱れていたり派手なセットであったりと、やはりどうしても「フォーマル感」が見えないのです。

・写真を貼らず履歴書と一緒に封筒に入れて送る

クリップで留めて送る人も多いですが、これは何故なのでしょうね。もし不採用だったとき、返送されてきた履歴書から写真を剥がす手間を省くためでしょうか。お気持ちはわかりますが、大量の応募書類を管理する人事担当者にとってはちょっと困る履歴書の一種となります。応募書類の紛失を最も恐れているため、小さなサイズの写真がくっついていない状態というのは非常に厄介なのです。また、「私に貼れって言いたいのか」と、無礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、きちんと写真を貼ってから提出しましょう。

・複数枚の写真をそのまま持ってくる

「面接時に履歴書持参」とした場合に度々遭遇するパターンです。面接に来る途中にインスタント証明写真ボックスで撮影したものの、ハサミを持っておらず、受け取ったそのままの写真を持参して、面接に来社するなり「ハサミを貸してください」と申し出られる。これはまだ良いほうで、ひどい方になると「1枚だけ切って残りを返してください」と切る作業を人事担当者に任せようとする強者にも何名かお会いしたことがあります。

 

写真は、応募者の顔立ちを判定するものというよりも、基本的なルールやマナーを守れる人間なのかを見るものと言えるかもしれません。

 

 

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